10月18日(木)の6校時目,後期生徒総会に引き続いて「平成24年度 花巻東高等学校 生徒海外派遣研修事業」の壮行式が行なわれた。
この事業とは,花巻市の将来を担う青少年を海外に派遣し,他国の歴史・文化・習慣などに触れさせることによって,広い視野と洗練された国際感覚を身につけ,国際社会から信頼される人間形成の一助とすることを目的として,花巻市と花巻国際交流協会が実施している「花巻市青少年海外派遣研修事業」に,本校もタイアップして同時に行なっている事業である。本校は平成5年から本事業に参加している。
このことが縁で,平成10年にはホットスプリングス市のレイクサイド高校と姉妹校提携を結ぶこととなった。その間,今年まで延べ65名の生徒がホットスプリングス市への研修を体験し,交流を深め学習している。
今年度の研修には,本校生徒橋本遊君(1年・中出身)1名と,引率として伊藤新也先生が参加される。花巻市からは市内中学生6名と引率教諭1名の,総勢9名の旅行団である。
さて,壮行式では最初に,中順子国際交流室長より当事業の概略説明があり,今年度派遣されることになった橋本君が,全校生徒の前で決意表明をした。
“日本とアメリカの文化の違い”を主なる研修テーマとした橋本君は,「得意のサッカーやダンスを披露して,ホットスプリングス市の中高生たちと交流を深めてきたい。そして文化や生活習慣の違いを直接肌で感じることで,日本の文化を再認識したい」と。さらに「今回の経験をチャンスととらえ,語学力を高め,将来は海外で働きたい」と,夢と抱負を披露していた。まさに,本校の「立志 夢実現」教育の所産とも思える決意表明であった。橋本くんの成長に大いに期待したい。
彼の実りある研修を祈念して,全校生徒から大きな激励の拍手が送られていた。
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