花巻東高等学校

　日本高野連と毎日新聞社が主催する，高校球児の夢のステージ。今年度は，全国から32校が選抜され，阪神甲子園球場で３月21日（土）から12日間繰り広げられる「第81回選抜高等学校野球大会」。
　その選考委員会が１月23日（金）に毎日新聞大阪本社オーバルホールで開催され，出場校選考基準に基づいて厳正・公平な会議を経て，本校野球部が初の選出を受け，いよいよ春の甲子園への切符を手にした。
　午後２時50分，校長先生の机の電話が鳴って，おもむろに受話器を取る。校長先生の顔が緊張の表情から若干ほころんで「ありがとうございます。喜んでお受けいたします。」と言うや否や，校長室に詰め掛けていた関係者から歓喜の声が上がった。至福の瞬間であった。
　出場校の選考基準にはいくつかあり，校風・品位・技能ともに高校野球にふさわしい学校であり，また野球部であること。そして，選考は各都道府県高等学校野球連盟により推薦された学校およびその野球部の中から，地域性を考慮して行なわれる。さらに，本大会は予選を持つことなく，新チーム結成から11月30日までの試合成績およびその関連資料が参考となって選抜される。本校ならびに野球部は，それらの基準や力量を十分に評価されての今回の選出となったと思う。生徒・ＰＴＡ会員・同窓生・花巻市民ならびに岩手県民のみなさま，そして学校関係者一同，こんなにうれしいことはない。
　組み合わせ抽選会は，３月13日（金）午前９時から毎日新聞大阪本社オーバルホールで開催され，対戦校が決定する。
　春の日差しの降り注ぐ甲子園球場では，“はつらつ花巻東”の「Ｃharge to glory」精神を発揮して，全国制覇目指し大暴れして欲しい。

帽子を飛ばし歓喜の嵐

喜び合う部員たち