 |
|
 |
 |
決勝 花巻東 対 清峰(長崎) 小雨 阪神甲子園球場 開始12時32分 |
|
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
清 峰 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
1 |
花巻東 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
|
|
花巻東
|
投 手: |
菊池雄星選手(見前中出身) - 捕 手:千葉祐輔選手(見前南中出身) |
両チームの先発は,今大会を代表する菊池雄星投手と今村猛投手(清峰)。
菊池雄星投手は毎回のように出塁を許すが,粘り強い投球を見せる。
2回には佐藤隆二郎右翼手(東水沢中出身)のスーパープレーで投手を盛り立てる。ライナー性の当たりをダイビングキャッチ。素早く1塁へ送球し,アウト。どちらも間一髪のプレーだった。
6回まで互いに譲らずゼロ行進が続いたが,7回に相手の9番バッターにセンターオーバーのタイムリーで1点を失う。
7回まで,2安打に抑えられていた本校打線だったが,8回裏,スコアリングポジションまでランナーを進める絶好のチャンスを得る。しかし,後続が続かず。
9回も2死からランナーが2人出塁したが,代打の切り札佐々木大樹選手(水沢中出身)の打球は左翼へ打ち上がり,万事休す。0-1で惜しくも敗れた。
今大会のNO.1左腕とNO.1右腕の対決。両投手ともいつも通りのピッチングができれば投手戦必至であろう。しかし,今大会5試合目,さらに連投ということで疲労のピークを迎えている両投手。140㎞超の両投手も,決勝は直球のほとんどが130㎞台。それでも要所では140㎞台を出し,互いに点数を与えない。さすが決勝まで勝ち上がってきた投手である。
安打数は7本ずつ。互角の戦いを繰り広げたが終盤のちょっとした差だけが明暗を分けた。
点数こそ取れなかったが,本校らしい攻撃は随所で見られた。今大会で多く見せたバント安打は決勝でも1本成功しチャンスを作った。縦横無尽にダイアモンドを駆け回る機動力は決勝でも披露できたが,盗塁時だけは相手バッテリーに阻まれた。
応援もすごかった。決勝に向けて,企画が一度はご破算になった応援ツアーが市民の声により再び企画され,急きょ6台の応援バスが用意され甲子園へ向かった。それ以外にも飛行機・新幹線・自家用車などで数多くの市民・県民が応援に駆け付けた。岩手だけではない。関東など日本全国から甲子園に「応援に来た」という多くの方々と3塁側アルプススタンドで声を枯らした。
学校のサテライン受講室では,パブリックビューイングを企画したなはんプラザでは,テレビ放映をしたマルカンデパートの大食堂では,菊池雄星選手の地元の公民館ではともに,甲子園に届けと言わんばかりの大声援を送った。
遠く離れていても,テレビ・ラジオ・インターネットなどを通して十分に感動は伝わった。スタンドで応援した生徒にとっては,何にも代え難い感動だったに違いない。
硬式野球部員には,「まだ早い,日本一になるために夏に戻って来い」と野球の神様からのお告げが聞こえている。
帰ってくると休む間もなく,硬式野球部が思い描いている「究極の日本一」を目指すべく今まで以上に厳しくなるだろう戦いが待ち受けているが,まず今は,センバツの疲れを少しでも癒して欲しい。
感動をありがとう。準Vおめでとう。花巻東ナイン。(談 森橋健哉教論) |
 |
 |
|
Copyright (C) 2004 Hanamakihigashi High School.
All Rights Reserved.
|