戦 評 松本旬平新監督
第4シードで臨んだ男子は,2回戦水沢高校,3回戦釜石商工高校と,新人戦と変わらぬ強さを発揮して一蹴した。
準決勝の盛岡工業高校との試合ではスターティングメンバーであるNo.4柳澤祐希選手(紫波一中出身),No.5山蔭桂太選手(花巻北中出身),No.6瀬川雅斗選手(湯本中出身),No.7筑後侑磨選手(湯本中出身),No.8千田慶樹選手(花巻中出身)はもちろんであったが,一進一退の攻防が続く中,2年生のNo.10池田裕史選手(矢巾中学出身)やNo.11宮澤大樹選手(花巻中出身)が苦しい場面でチームを支え,チームの勝利に大きく貢献した。
準決勝の盛岡市立高校戦では,残念ながら力の差を見せつけられての敗退となってしまった。
気持ちを切り替え,臨んだ盛岡一高校との東北大会の出場権を賭けた試合では,序盤から好スタートを切ることができ,終始リードを保っていた。しかし,最後まで喰らいついてくる盛岡一高校の前にラスト5分のところで逆転を喫し,最後は53-64で敗れてしまった。
つかみかけていた東北大会出場権だっただけに,たいへん悔しい思いをした。
女子は,ベスト4を目指して本大会に臨んだが,不本意な結果となってしまった。
3回戦の久慈高校との試合は,その意気込みを存分に発揮し,No.4佐藤彩選手(西南中出身),No.5伊藤楓選手(花巻北中出身)・No.6菅原千聡選手(石鳥谷出身)を中心に序盤から圧倒し,前半を51-19で終えた。後半もその勢いをそのままに試合を進め,95-45で勝利を収めた。
4回戦,ベスト8を賭けた大船渡東高校戦も,立ち上がりから試合を優位に進めていった。しかし,相手の高さの前にファールがかさみ,試合を思うように展開することができなくなっていく。その後,4クォータ開始時の10点差のリードを縮められ,ラスト30秒に,相手に逆転を許してしまった。
最後の最後に,力足りずに敗れてしまったが,身長差を感じさせない必死のディフェンスは県内に誇れるものだったと思う。
|