花巻東高等学校の仲間たちへ
おめでとう! そちらでは今なお,盛岡第3高等学校に勝利し甲子園への切符を手にしたことへの歓喜が覚めやらぬ状況かと拝察いたします。選手と監督の両方を経験した身として,私は貴校の生徒諸君に心の底からおめでとうと言いたい。というのは,諸君が達成したことは,アスリートの中でもほんのごくわずかの選手のみが達成しうる,偉業と呼ぶにふさわしいものだということを私は重々承知しているからだ。選手諸君が野球のみならず学業にも打ち込むその献身ぶりに,私は痛く感動した。練習場で夜遅くまで練習に打ち込み,家に帰って机に向かえばもう朝が来てしまう。それくらい壮絶な練習を積み重ねてきたのでないだろうか。そんな練習の真価はいくら評価してもあまりあるものだ。
それはさておいても,私の想像以上に素晴らしい苦労話が,いまだ語られることなく誰かの胸にあるはずだ。というのは,去る3月の出来事を乗り越えて,野球部の選手たちは自らの目標を達成し,素晴らしい忍耐と献身の力を我々に示してくれたからだ。それは決して当たり前のことではない。とても感動的だ。貴校の選手たちは,花巻のみならず,全世界中に力強いメッセージを発信した。「自分自身を信じ,全身全霊をもって打ち込めば,飛び越えられない壁など存在しない」と。校長である私の口から貴校にとっていい話ばかり聴かされるのは,むずがゆいものかもしれないが言わせて欲しい,そのメッセージは私が本校の生徒に教えたいと願う素質の1つなのである。
今度花巻を訪れる日が来ることを私は心待ちにしている。その際には,もし可能であれば野球部の選手団にお会いし,個人的に祝意と感謝の念を改めてお伝えしたい。最後に,我々レイクサイド高校が貴校の偉業を心から誇りに思っているということを胸に留めておいて欲しい。
貴校のご多幸をお祈りして
7月27日 ホットスプリングス市 レイクサイド高等学校 校長 ブルース・オール 様
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