続く相手は江南義塾高等学校との私立高校対決となった。
芝生とはいえ雨でぬかるんだピッチでは持ち前のつなぐパスサッカーを実践できるかとの不安もあったが,太陽の日差しとともに本校のストライカーの一人藤田翼選手(3年・紫波一中出身)がすばらしい突破・コントロールから冷静にゴールネットを揺らした。
15分後にはキャプテン鈴木雄大選手がこの大会2点目となるゴールを決め,3点目は相手のファールを誘い,フリーキックを大場蒼選手(3年・乙部中出身)がゴール右下に冷静に決めた。
この藤田翼選手・大場蒼選手の両名は本校創部初の高総体第3位の結果をもたらした時の遠野・盛岡一高戦の記憶を呼び戻すかのようなゴールであった。
最後は,昨年度岩手県選抜選手として東北総合体育大会(ミニ国体)に先発出場した齋藤佳祐選手(2年・飯豊中出身)が,持ち前の反応の早さとスピードを生かしたテクニックで豪快にゴールネットを揺らし,岩手県の高校生の聖地である盛岡南公園球技場への進出を決定的なものとした。
振り返ってみると,一関二高での6得点・江南義塾での5得点の合計11点とも,すべての得点は本年度,本校が取り組んできた「つなぐポゼッション(保持)」,前線の崩しから生まれたものであり,取り組んできた花巻東スタイルに徹した努力が開花した瞬間でもあったと言える。
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