毎日新聞社主催による,第84回選抜高等学校野球大会に,本校は3年ぶり2度目の出場が決定した。
1月27日(金),選考委員による選考会議が毎日新聞社大阪本社オーバルホールにて開催され,選考基準に基づいて厳正・公平なる選考が行なわれた。
会議終了後,本校には15時8分,多くの取材陣が校長室で待機するなか,校長室の電話の呼び出し音が鳴り響いた。
張りつめる空気の中,おもむろに受話器を取り上げた校長は,「ありがとうございます。喜んでお受けいたします。」と言うや否や,報道陣・関係者から歓喜と祝福の声が上がった。
本校は,昨年の秋季岩手県大会で優勝。秋田で開催された東北大会に選抜出場を懸けて臨んだ。1回戦は,山形代表の日大山形高校と対戦,2回で6対0とコールド負け寸前から大逆転し,サヨナラ勝ち。2回戦は福島代表の学法福島高校との試合も連日のサヨナラ勝ちで準決勝に駒を進めた。決勝進出で選抜確定という大事な一戦となった。青森県代表の昨夏甲子園準優勝のメンバーが多く残る光星学院高校と対戦。
本校は初回に満塁ホームランを放つなど,一時は5点差まで離したが,迫力ある光星学院の打線に追いつかれ,もつれにもつれ8対9の,あと一歩というところで悔し涙を飲む結果となった。しかし,昨秋11月に行なわれた明治神宮大会で光星学院高校がみごと優勝し,神宮枠の1枠が東北に与えられることになって,本校の選抜出場の可能性も広がっていた。
本校は,すでにドラフト1位候補と呼び声の高いエースの大谷翔平選手(2年・水沢南中出身)を,秋季大会では一度も登板させることもできないなかでの大会であったが,小原大樹選手(2年・滝沢二中出身)・佐々木毅選手(2年・大平中出身)の左右の両投手で勝ち上がってきたチームである。怪我のため治療中であった大谷選手も順調に回復。すでに投球練習を開始し,万全の状態で,さらに今選抜大会でもっとも注目される投手としてマウンドに上がることになりそうだ。
菊池雄星選手(現西武ライオンズ)を擁し,日本一を目指して臨んだ2009年選抜大会は,ファイナルステージで惜しくも1対0で長崎清峰高校に敗れた。岩手県人だけで日本一にあきらめず挑戦する姿を,当時中学3年生で見ていた現選手たち。その日本一を目指し,入学してきた彼らだからこそ,先輩たちの記録を超して,東北初の日本一になることを期待したい。
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