7月26日(木)は,前日とうって変わって晴天に恵まれ,まさに夏の高校野球日和であった。
準決勝のコールド勝利から一週間も空いてしまったが,満を持して決勝戦に臨むこととなった。
決勝戦の相手は,盛岡大学附属高等学校であり,両校の好投手による投げ合いが期待される一戦であった。
序盤に失点をしてしまったものの,最後まで決してあきらめない本校野球部の戦いぶりは,9回裏の逆転劇を予感させていた。4点のリードを許してしまったものの,最終回にはノーアウト満塁のチャンスを作り「逆転の花巻東」のストーリーは完全にでき上がっていた。
そして2点を奪い,最後まで優勝を目指して挑む選手の姿勢には,見る者に感動を呼び起こしてくれていた。先ずは同点まで,もう一息のところまで詰め寄ったが,神のいたずらか,結局,多くのファンが期待する逆転劇はならなかった。
さて,その日の午後4時より,準優勝報告会が本校生徒エントランス前で行なわれた。応援に参加していた全校生徒・野球部父母の会・教職員と学校関係者が好試合を演じた選手を囲み労をねぎらった。
最初に小田島校長先生より,選手を励ます言葉がかけられた。「試合には負けてしまったが,胸を張ってもらいたい。これまでの試合で戦ってきた姿勢は,学校全体を活気づけていた」と。
その後,流石裕之野球部長より大会戦績報告と応援に対するお礼の言葉が述べられ,さらに精根尽きるまで戦い抜き体調を崩してしまった大沢永貴主将に代わって佐々木隆貴副主将より,大会3週間にわたって応援してくれた生徒の仲間・教職員・保護者の方々に対して心よりのお礼の言葉が述べられた。
野球部選手の戦いぶりは,全校生徒に,結果はともかく最後まで決してあきらめないで闘い続ける姿勢の素晴らしさを伝えるとともに,本校に対する帰属意識をさらに強めさせてくれ,また多くの高校野球ファンもその努力は認めるところであると思う。
もちろん悔しさをにじませながらも,潔く準優勝を受け入れる選手の姿勢には,硬式野球部の日常の取組みとフィロソフィが感じられた。
この大会で3年生は公式戦が最後となったが,それぞれの今後の活躍に大きく期待したい。 |