ホーム
花巻東高等学校 ホーム 学校概要 施設設備 学習活動 進路実績
生徒会活動 学校行事 課外活動 国際交流 学習メディアセンター
  学校保健・安全防災 教職員研修 問いあわせ    
 
 
花巻東高等学校

 (公財)日本高等学校野球連盟は,「第25回 IBAF18U世界野球選手権」に出場する日本代表チームの選手20名を,8月23日(木)に発表。本校からは大谷翔平選手(3年・水沢南中出身)が選出された。
 この大会へは「第84回 選抜高等学校野球大会」と「第94回 全国高等学校野球選手権大会」の参加チームの中から選手が選考されることになっており,本校からは第一次候補選手として大谷選手と高橋恒選手(3年・小山中出身)が選出されていた。高橋恒選手は「第59回 東北地区高等学校野球大会」において,3試合で3本のホームランを評価されて第一次候補選手として名を列ねていたが,残念ながら最終には残れなかった。
 本校では,「IBAF18U世界野球選手権大会」には初の選出となるが,2009年(平成21年)には日米親善高校野球チームに,柏葉康貴選手(現・明治大学3年)と猿川拓郎選手(現・東海大学3年)が選出されており,世界大会へは3人目の代表となった。
  前回は親善試合であったが,今回は12カ国・地域が出場する国際大会。ダルビッシュ有選手や涌井選手らを擁して準優勝した第21回大会以降,8年振りの出場となる。
 大谷選手は,日本代表の背番号1を背負い,大会に出場することとなった。
 小倉全由代表監督(日大三高)からは,発表前から佐々木洋監督に,「大谷選手の選出を予定している,打者・投手両方で起用する。」との内々の連絡があり,大谷選手は木製バットの使用や,国際大会球での練習をすでに開始していた。
 大会は韓国ソウルで8月30日(木)に開幕し,参加12カ国・地域を,A・Bグループに分け,予選第1ラウンドリーグ・予選第2ラウンドリーグ・決勝ラウンドトーナメント戦で,文字通り世界1を競うこととなる。
 大谷選手の活躍を期待したい。
 テレビ放送日程は,以下の通り。

第25回IBAF18U世界選手権第1ラウンド日程


日  時 対戦チーム TV放送 放送開始時間
8月30日(木) 9時 チェコ 朝日ニュースター 8時55分
8月31日(金)14時 カナダ 朝日ニュースター 13時55分
9月 1日(土)18時 台 湾 テレ朝チャンネル 17時55分
9月 2日(日)18時 パナマ テレ朝チャンネル 17時55分
9月 3日(月)14時 イタリア 朝日ニュースター 13時55分

■大会経過

 18U世界選手権は,8月31日(金)ソウルで開幕。
 緒戦のカナダ相手に,本校の大谷翔平選手(3年・水沢南中出身)は,日本代表チームの開幕投手としてマウンドに上がった。チームはDH(指名打者)を使わず,大谷翔平選手を4番に起用。投打の中心に位置付けた。

●8月31日(金) 第1戦目 カナダ 戦
 日 本 5 − 6 カナダ  1敗
                  4番投手 3打数1安打2打点(敬遠1)
 3回1/3 3被安打 3失点 4奪三振

 先発した大谷選手は,2回まで4三振スタートと良い立ち上がりを見せたが,3回以降制球力を欠き,4回3失点でマウンドを譲り,レフトの守備位置に着いた。
 スピードは150キロ台を連発したが,国際ボールや硬いマウンドの影響か,本来の力を出し切れないままの投球内容であった。
 それでも,4番打者としての大谷選手はみごとに大役を果たし,初打席はキッチリ犠牲フライで先取点を挙げる。一・三塁で迎えた2打席目は,最高の鋭い当たりであったがショート正面のライナーで残念ながらダブルプレー。
 7回には,2死一・二塁から左前打を放ち5−3と突き離したものの,チームは9回に同点に追いつかれ,最後は特別ルールにより延長10回で敗れた。

●9月1日(土) 第2戦目 台湾 戦
  日 本 2 − 0 台湾  通算1勝1敗 
                  4番指名打者 5打数3安打

 この日はDH4番で出場した背番号1の大谷翔平選手は,3安打と4番らしい活躍を見せた。対戦相手の台湾は,前回の優勝チーム。3打席目の大谷選手は,アウトコースのボールを身体を開かないで引っかけずに手を伸ばしたまま技ありのレフト前。4番に座り,強振したいところを逆らわない素晴らしい打撃を見せた。
 その後も,3番に座る田村龍弘選手(光星学院3年)と,3・5・7回に二人の連打で何度も好機を生み出した。
 また,2安打に相手打線を抑え完封した,藤浪晋太郎選手(大阪桐蔭3年)の投球内容に刺激を受け,自身の次の投球に闘志を燃やしていた。

●9月2日(日) 第3戦目 パナマ 戦
  日 本 8 − 0 パナマ  通算2勝1敗
                    4番指名打者 5打数2安打1打点

 2戦目に続き,4番指名打者として出場。これまで2連勝中のパナマを相手に,先制打を放つなど5打数2安打1打点と活躍。
初回1死1・3塁で回った第一打席目では,フルカウントから左前へ技ありの流し打ち。6回には右前打で無死2・3塁と好機を広げ,得点に結びつけた。
 これで緒戦から3試合連続ヒットで,打率は4割6分2厘(13打数6安打)となった。まさに大谷翔平選手が打撃で日本代表を引っ張っている。

●9月3日(月) 第4戦目 イタリア戦
  日 本 7 − 1 イタリア  通算3勝1敗  2次ラウンドへ進出決める
  4番指名打者 5打数無安打1打点

 2次ラウンド進出が懸かるイタリア戦でも,大谷選手は4番指名打者として出場。5打数無安打1打点で日本は7−1で勝利を収めた。
 3回1死一・三塁の場面で,体が突っ込んでぼてぼてのショートゴロを放ち,ゲッツー崩れで得点し,2−0とした。
 4試合連続ヒットとはならなかったが,これで2次ラウンド進出が確定した。
 今大会初の無安打に終わった打撃も,次戦以降に向けて修正して,さらなる活躍を期待したい。

●9月4日(火) 第5戦目 チェコ戦  1次ラウンド最終戦
  日 本 7 − 0 チェコ(5回降雨コールド)  通算4勝1敗
  4番指名打者 2打数2安打2打点(四球1)

 すでに2次ラウンド進出を決めている日本は,この日チェコと対戦。大谷選手は2打数2安打2打点の活躍を見せ,7−0で1次ラウンド最終戦を勝利で飾った。前日の無安打の鬱憤を晴らすかのような活躍であった。
 2安打のうち1本は,4回2死一塁の場面で見せた中越え三塁打。今大会初の長打を放ち,4番打者としての貫禄を見せた。
 投手としての出場も予定されていたが降雨コールドのため,それは実現はしなかった。それでも「チームとして試合が早く終わったのはプラス」と,自身のことよりもチームの勝利を最優先に考えている大谷選手は,すでに2次ラウンドを見据えて気合を入れ直していた。


1次ラウンド突破チーム
  A 組 米 国・韓 国・コロンビア
  B 組 カナダ・日 本・台 湾


●9月5日(水) 第6戦目 コロンビア戦  2次ラウンド開始 
  日 本 0 − 3 コロンビア  1勝2敗
  4番指名打者 3打数1安打(四球1)

 2次ラウンド初戦,日本は0−3でコロンビアに敗れ黒星スタートとなった。
 この日も4番指名打者として出場した大谷選手は3打数1安打だった。8回2死からバットを折られながらもレフト前へ運び,反撃の突破口を開き,その後2死満塁まで攻め立てたが,後続を絶たれ無得点に終わった。
 終盤まで散発3安打に抑えられていたが,あきらめずにつないで執念を見せた。次戦でもあきらめずに戦い,必勝を誓う。

●9月6日(木) 第7戦目 韓国戦
  日 本 4 − 2 韓 国  通算2勝2敗 
  4番左翼手 4打数無安打

 負ければ決勝進出が無くなる一戦に,日本は4−2で韓国に勝利した。
 大谷選手は,今大会初めて4番レフトで出場。久々の外野守備にも強肩を披露し,5回裏無死一塁の場面で,レフト前で三塁を狙った一走を刺した。このプレーが流れを引き寄せたのか,次のイニングで一挙4得点を挙げた日本がそのまま逃げ切った。
 打撃では4打数無安打でも「チームの勝利に貢献できた」と語る大谷選手。絶対に負けられない戦いで勝利した勢いそのままに,次の試合に臨む。

●9月7日(金) 第8戦目 米国戦 2次ラウンド最終戦
  日 本 5 − 10 米 国  通算2勝3敗 
  4番左翼手 4打数1安打(四球1)

 決勝進出を賭けた大一番となったアメリカ戦。この日も4番レフトで出場した大谷選手は,4打数1安打1打点だった。平凡な一ゴロでも全力疾走で内野安打をもぎ取った。
 試合は両チーム四死球が絡み,点を取り合った。6回終了時点で5−4と日本がリードしていたが,5−10で逆転負けを喫した。
 世界一を目指し戦ってきたが,決勝進出を逃してしまった日本は次戦韓国と5位・6位を争う。

●9月8日(土) 第9戦目 対韓国戦 5位・6位決定戦
  日 本 0 − 3 韓 国  6位決定
  4番投手 3打数1安打(四球1)
  7回2被安打2失点12奪三振与四死球6

 世界選手権最終日は5位・6位決定戦。韓国を相手に行なわれ,大事なゲームで先発を任された大谷選手は155キロを叩き出すなど,序盤から150キロ越えを連発。
 7回を2安打12奪三振と力投したが,四死球やボークなどで2点を失い,ゲームも3対0で破れ,本大会を6位で終えた。
 投手をしながら4番に座った大谷は,1安打を放ったものの,チームは4安打で打線も沈黙。
 大谷選手の高校生の夏は,韓国で終わりを告げた。



大会成績
 優 勝 米 国    準優勝 カナダ
 3  位 台 湾    4 位  コロンビア
 5  位 韓 国    6 位  日 本



世界野球選手権を終えて

花巻東高等学校硬式野球部
大谷 翔平



 私は,先日韓国で開催されたU−18世界野球選手権大会に参加してきました。
 その私は,今年の夏の甲子園大会には出場できませんでしたが,総勢20人の代表メンバーとともに世界の野球に触れることができ,とても良い経験をすることができました。
 メンバーの中には,夏の甲子園で活躍した選手も多く,世界の野球と戦う以上にこのレベルの高いメンバーと練習して戦えたことが,自分の中でもとても良い経験となりました。
 今回の大会で,とても印象に残っていることは,第二次ラウンド2回戦目の一敗という状況で迎えた韓国戦でした。この試合では,負ければメダルの可能性が無くなるという状況であり,しかも相手が韓国とあって選手もスタッフも絶対に負けられないという中で闘いました。
 応援は,完全に韓国だけという状況でしたが,その中で粘り抜いて勝てたということは自分の中でもとても嬉しく,印象に残っています。
 残念ながら三回戦目のアメリカ戦には,自分たちのリズムで野球ができず負けてしまいましたが,日本の野球や高校野球のフェアプレーの精神など,改めて素晴らしいなと実感しました。
 これからもこの世界大会で経験したことを生かして,上のレベルで活躍できるよう努力していきたいたいと思いますし,また日の丸を背負って闘えるよう練習していきたいと思います。



 

Copyright (C) 2004 Hanamakihigashi High School. All Rights Reserved.