18U世界選手権は,8月31日(金)ソウルで開幕。
緒戦のカナダ相手に,本校の大谷翔平選手(3年・水沢南中出身)は,日本代表チームの開幕投手としてマウンドに上がった。チームはDH(指名打者)を使わず,大谷翔平選手を4番に起用。投打の中心に位置付けた。
●8月31日(金) 第1戦目 カナダ 戦
日 本 5 − 6 カナダ 1敗
4番投手 3打数1安打2打点(敬遠1)
3回1/3 3被安打 3失点 4奪三振
先発した大谷選手は,2回まで4三振スタートと良い立ち上がりを見せたが,3回以降制球力を欠き,4回3失点でマウンドを譲り,レフトの守備位置に着いた。
スピードは150キロ台を連発したが,国際ボールや硬いマウンドの影響か,本来の力を出し切れないままの投球内容であった。
それでも,4番打者としての大谷選手はみごとに大役を果たし,初打席はキッチリ犠牲フライで先取点を挙げる。一・三塁で迎えた2打席目は,最高の鋭い当たりであったがショート正面のライナーで残念ながらダブルプレー。
7回には,2死一・二塁から左前打を放ち5−3と突き離したものの,チームは9回に同点に追いつかれ,最後は特別ルールにより延長10回で敗れた。
●9月1日(土) 第2戦目 台湾 戦
日 本 2 − 0 台湾 通算1勝1敗
4番指名打者 5打数3安打
この日はDH4番で出場した背番号1の大谷翔平選手は,3安打と4番らしい活躍を見せた。対戦相手の台湾は,前回の優勝チーム。3打席目の大谷選手は,アウトコースのボールを身体を開かないで引っかけずに手を伸ばしたまま技ありのレフト前。4番に座り,強振したいところを逆らわない素晴らしい打撃を見せた。
その後も,3番に座る田村龍弘選手(光星学院3年)と,3・5・7回に二人の連打で何度も好機を生み出した。
また,2安打に相手打線を抑え完封した,藤浪晋太郎選手(大阪桐蔭3年)の投球内容に刺激を受け,自身の次の投球に闘志を燃やしていた。
●9月2日(日) 第3戦目 パナマ 戦
日 本 8 − 0 パナマ 通算2勝1敗
4番指名打者 5打数2安打1打点
2戦目に続き,4番指名打者として出場。これまで2連勝中のパナマを相手に,先制打を放つなど5打数2安打1打点と活躍。
初回1死1・3塁で回った第一打席目では,フルカウントから左前へ技ありの流し打ち。6回には右前打で無死2・3塁と好機を広げ,得点に結びつけた。
これで緒戦から3試合連続ヒットで,打率は4割6分2厘(13打数6安打)となった。まさに大谷翔平選手が打撃で日本代表を引っ張っている。
●9月3日(月) 第4戦目 イタリア戦
日 本 7 − 1 イタリア 通算3勝1敗 2次ラウンドへ進出決める
4番指名打者 5打数無安打1打点
2次ラウンド進出が懸かるイタリア戦でも,大谷選手は4番指名打者として出場。5打数無安打1打点で日本は7−1で勝利を収めた。
3回1死一・三塁の場面で,体が突っ込んでぼてぼてのショートゴロを放ち,ゲッツー崩れで得点し,2−0とした。
4試合連続ヒットとはならなかったが,これで2次ラウンド進出が確定した。
今大会初の無安打に終わった打撃も,次戦以降に向けて修正して,さらなる活躍を期待したい。
●9月4日(火) 第5戦目 チェコ戦 1次ラウンド最終戦
日 本 7 − 0 チェコ(5回降雨コールド) 通算4勝1敗
4番指名打者 2打数2安打2打点(四球1)
すでに2次ラウンド進出を決めている日本は,この日チェコと対戦。大谷選手は2打数2安打2打点の活躍を見せ,7−0で1次ラウンド最終戦を勝利で飾った。前日の無安打の鬱憤を晴らすかのような活躍であった。
2安打のうち1本は,4回2死一塁の場面で見せた中越え三塁打。今大会初の長打を放ち,4番打者としての貫禄を見せた。
投手としての出場も予定されていたが降雨コールドのため,それは実現はしなかった。それでも「チームとして試合が早く終わったのはプラス」と,自身のことよりもチームの勝利を最優先に考えている大谷選手は,すでに2次ラウンドを見据えて気合を入れ直していた。
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