新人戦の前哨戦とも言える「第５回  岩手県高校女子ソフトボール大会」が，新チームの最初の公式戦県大会として，県内各地区予選を勝ち上がってきた精鋭16チームによって，８月４日（土）・５日（日）久慈市長内中学校グラウンドで熱戦を繰り広げた。
　この大会に勝利すると，新人戦のシードにも拘わってくることもあり，どのチームも一生懸命挑んでいた。
　県内内陸では，30℃を超える真夏日であったが，久慈市は「やませ」の影響か20℃くらいの気温で，初日は少し肌寒かった。２日目は中盤まで天候に恵まれていたが，いざ決勝戦を行おうという時に，雷雲に覆われ，一転して雷雨になってしまった。
　決勝戦は，いつも凌ぎを削っている専大北上高校との対戦であったが，水入りとなり，両校優勝となった。
　
　新メンバーと試合結果は，以下のとおり。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（５回コールド）
投　手：熊谷朱音選手（桜町中出身）・工藤杏佳選手（山王中出身）
捕　手：熊谷麻衣選手（藤沢中出身）
三塁打：葛尾菜月選手（湯本中出身）・六角風花選手（花泉中出身）

　初回の攻撃で試合が決まった。
　先頭の千葉栞菜選手（水沢中出身）が，内野安打で出塁。２番氏家聖佳選手（藤沢中出身）が四球で出塁。ここから連打と四死球を絡め，打者一巡の猛攻で一挙12点を挙げる。
　２回も相手の隙を突いて出塁し，六角選手のレフトオーバーの三塁打で加点。この回の得点は３点。
　その後も毎回得点で合計17得点。５回コールドの圧勝であった。
　投手リレーも，先発熊谷選手・リリーフ工藤選手も万全で，無安打無失点に抑えた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（80分ゲーム）
投　手：菊池実結選手（北上南中出身）・熊谷朱音選手（桜町中出身）
捕　手：熊谷麻衣選手（藤沢中出身）

　初回，相手投手の立ち上がりを攻める。１・２番の千葉栞菜選手（水沢中出身）・氏家聖佳選手（藤沢中出身）の連続安打でチャンスを作り，進塁打の後，相手守備エラー等で３点を奪い，試合の流れをつかむ。
　３回にも追加点を奪い優位に試合を進める。
　終始，花巻東ペースであった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（６回コールド）
投　手：工藤杏佳選手（山王中出身）　−　捕　手：熊谷麻衣選手（藤沢中出身）

　相手投手の制球が定まらない中，着実に加点，好機を掴み，一関一に圧勝した。ライバルチームに負けまいと，気迫で攻めを貫いた。
　相手投手のリズムが悪く，内野陣がミスを連発し得点に絡んでいった。
　投げては，投手の工藤選手が，ノーヒットノーランの好投・11奪三振（６回参考）で完投した。
　みごとな試合運びであった。

　わたしたちは，インターハイで貴重な経験を積んで今大会に臨みました。今後も全 国で勝ち上がることを意識しながら，練習に励んでいきたいと思っています。
　まだまだ足りないところがたくさんありますが，練習で克服して成長していきます。
　先輩たちの活躍を，さらに上回るように努力精進していきますので，今後もよろし くお願いします。
　応援ありがとうございました。