米大リーグ入りを表明していた大谷翔平選手（水沢南中出身）が，奥州市内のホテルプラザイン水沢で12月９日（日）午後６時から会見を行ない，ドラフト１位指名を受けていた北海道日本ハムファイターズに入団することを正式に表明した。
早くから多くのメジャー球団が獲得に乗り出した160キロの右腕は，韓国で開催された18Ｕ世界野球選手権日本代表の４番打者を務めるなどして，その注目を集めていた。
大谷選手は，詰め掛けた報道陣約100人を前に「長くアメリカでプレーするには，最初から行った方がよいと考えていたが，交渉中に気持ちが変わってきた。進路をめぐり，多くの方々に迷惑をかけてしまったが，日本でプレーする姿で，みなさんに恩返しがしたい」と決意を語っていた。
正式契約は12月25日（火）札幌市内のホテルで行なわれ，その後入団発表がなされ，札幌ドーム施設見学。翌26日（水）にはメディカルチェックと札幌合宿所施設見学，さらに27日（木）には千葉県鎌ヶ谷合宿所の施設見学の予定である。
日本ハムファイターズの先輩にあたるダルビッシュ投手（現レンジャーズ）の背番号11を引き継ぎ，いよいよ北の大地からプロへの第一歩を刻むことになる。
なお早速，本校の姉妹校アメリカ合衆国アーカンソー州，クリントン元大統領の出身地ホットスプリングス市のレイクサイド高校野球部ヘッドコーチのアンディ・ラニャン氏より，「大谷選手に知らせて欲しい。私たちは大谷選手の日本ハムへの決断を素晴らしいと思うし，幸運を祈っている。大谷選手が望むなら，日本でプレーして活躍した後でもアメリカに来て欲しい。これからも大谷選手の活躍の情報をいただければ選手に伝えるとともに期待して待っていたい」とのメッセージも寄せられている。
|
