異文化の地で集団生活をし,国際交流の意義を考えるという目的のもと,今回はサッカーという共通言語を通して,2003年(平成15年)度より交流を重ねてきた韓国釜山情報観光高等学校との国際親善試合が12月11日(火)開催された。 8時30分に龍頭山公園下の釜山観光ホテルを出発し,釜山情報観光高等学校に向かった。釜山情報観光高等学校では,校長先生をはじめとする生徒たちが,本校生徒を今や遅しと首を長くして待っていてくれており,出迎えまでしていただき交流セレモニーが行なわれた。 日本語も学習している高校であり,代表する生徒は日本語であいさつをし,本校生徒代表も事前に学習していった韓国の言葉であいさつを交わした。 大森副校長先生は2002年に実施された日韓ワールドカップでの事柄にも触れられ,その内容が韓国語で紹介されると拍手や歓声が巻き起こり,すばらしい交流となることを予感させていた。
セレモニーが終了し,本校サッカー部がいつものすみれの紫色のユニフォームに着替えグラウンドにエスコートされると,そこには快晴の空のもと,真新しい人工芝のピッチがあった。ウォーミングアップも笑顔が耐えなく,予定通り10時30分に大森副校長先生の始球式で親善試合が開始された。お互いにどのようなサッカーなのか,どのような選手たちなのか,ワクワクしながら,本校サッカー部の選手たちは,いつものパスを繋ぎ始めた。試合は30分ハーフの60分で行なわれ,釜山情報観光高等学校に1失点したものの,本校サッカー部が6得点を奪取し,試合は終了した。 試合の勝敗よりもたいせつなことに気づいた本校生徒たちは,釜山情報観光高等学校の校長先生・教頭先生・そして交流した生徒たちの厚い気持ちに見送られ,感動を覚えながらバスに乗り,次の目的地となっていたチャガル市場へと向かった。本校初となったサッカー国際親善試合が無事成功裏に終了した余韻を感じながら。 こうして,本校サッカー部の夢が,またひとつ叶うことになった。カムサハムニダ なお,サッカーの試合以外の生徒は,今回は情報観光高等学校の生徒とともにパンケーキ作りを体験した。 こちらも和気あいあいと,筆談やジェスチャー・英語を交えながら楽しくコミュニケーションを取って良き出会いと思い出作りになったようである。
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