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花巻東高等学校
創立50周年記念誌「光耀創起」刊行なる

 当日は,花巻東高等学校教職員はじめ,本学院理事ならびに評議員・PTA・同窓会等の主だった役員の方々約60名が一堂に会して記念誌刊行を祝うと共に,照井早専務理事・学院長が「創立50周年記念誌『光耀創起』刊行の経緯と100周年を見据えた本校の教育とは」と題してごあいさつを述べられた。
 さらに,100周年を見据えた「はつらつ花巻東」の今後の教育の牽引役として,前校長の及川正志郎氏を所長に迎え「花巻東高等学校教育開発研究所」(仮称)を設立すると抱負を述べられ,参加者全員で100周年に向けて決意を新たにした。
 その後,花巻市長代理として出席された花巻市教育委員会事務局総務課長の菊池幸男様と花巻市議会議長の佐藤忠男様より祝辞をいただき,ついで伊藤育英会理事長の伊藤明子様の乾杯の音頭で祝賀会が盛大に催され,刊行に至るまでの苦労話と,今後の教育談義に花を咲かせた。
以下,照井早専務理事・学院長のごあいさつを掲載する。



<今, 私たちが未来を拓く時>
 このたび創立50周年記念事業の掉尾を飾る記念誌『光耀創起』が刊行され,二宮尊徳の銅像建立から始まった記念事業を立派に果たすことができました。ありがとうございました。
 「歴史に学び,未来を拓く」をテーマに掲げた今回の記念事業は,先人たちが築いた歴史に学ぶことによって,私たちが未来を拓く勇気と智恵を育みたいと念願して企画したものでありました。  
 「感謝・報恩・奉仕・勤勉・進取」の校訓を,人間教育の目標に掲げて活動した50年の本校の歴史を記念誌の発行という形で検証した今,本校の命運は私たちの手に委ねられたといっても過言ではありません。私たちが次の50年の歴史を拓いて行く時が到来したのです。



<品格の危機的状況>
 「豊かな情操を持ち,礼儀を重んじ,品格のある人間を育成する。」
 これは,私学統合により本校が花巻東高等学校として再出発した時,教育目標の二番目に掲げた目標です。
 「品格」という言葉は,昨年の流行語になりましたが,戦後60余年を迎えた今日,本当に日本は美しい国とか,礼儀の正しい民族と言えるでしょうか。
 親子・兄弟の悲惨な事件や金銭至上主義に取りつかれたマネーゲーム,政治家や財界人による構造的汚職等々,今の日本の姿を見る時,世はまさにカネ,カネであり,品格のない人間が横行しているとしか言えない現実があります。
 日本人の本来もっていた思い遣り,義理とか人情が失われ,心がささくれた人々は労働の喜びもなく,挙げ句の果てが,成人病やノイローゼ等,心身のバランスを崩しています。
 そして,そんな大人社会を反映してか,子供たちの世界では学校崩壊,「カネ欲しさ」による殺人・恐喝・援助交際などという売春をはじめ,いじめ・自殺という大きな社会問題に発展しています。


<品格ある人間の育成>
 「品格」が流行語になった今の社会は,むしろ「品格」が危機的な状況にある社会です。そうであるからこそ,本校が25年前に掲げた教育目標を人間づくりの基本に据え,「かくあるべし」との意志をもつことが,改めて求められています。
  日本人一人ひとりが美しい情緒と形を身に付け,品格ある国家社会を保つことは,日本人として生まれた真の意味付けであり,人類への責任であると私は考えます。そして,時間がかかると思いますが,若者を鍛え,本格的に救えるのは,教育であり,いち早く教育改革によって「足腰」の頑丈な人間づくりが可能なのは,公共性と独自性を併せ持つ私学だけだというのが私の持論です。


<創立100周年に向けて>
 学校が,激しく変化する社会の出来事や現実に対応するためには,どのような日常の実践活動をすればよいのか。真剣に考え,検討し,本校の生徒指導の指針を立案すべき時期が到来しました。
 幸いにして,本校は21世紀の学校改革ならびに教育改革を推進するために結成された「プロジェクト21が組織されております。この組織の総力をあげて,これからの花巻東高等学校の生徒指導の指針を検討・作成しなければなりません。
 『光耀創起』とは,ひかり輝くことであり,事業や会社を初めて起こすことであります。建学の精神を受け継ぎ,創立100周年に向けて,自分たちの手で輝かしい未来を築いて行く。その主役は,生徒であり,私たちであります。


<今,着手すべき事――指針>
1. 校是である森信三先生の「師弟同行」と「立腰教育」の定着指導の確立。

2. 本校の目指す「生徒の人間像」と教育目標(5大条件)
  (1) 自分の判断で行動できる人間
  (2) 他人と協調できる人間
  (3) 実践力のある人間
  (4) 国家社会と民族の命運について考える人間
  (5) 世界人類を思念する人間

3. 本校の校訓のルーツともいうべき二宮尊徳の調査
尊徳について森信三先生は,次のように語っている。
   

 あの薪を背負って歩きながら本を読んでいる姿は,勤労と勉強という二つの働きを一身上に切り結ばせた,最も具体的人間像といってよいでしょう。
 そして彼は,それを踏まえつつ,やがて広大な世界観と人生観を築き上げるとともに,生涯を救世のために,文字通り東奔西走した。民族の代表的巨人の一人というべきです,と。       


4. 特進コースと部活動
   

 学校の本来の姿は,文武両道にあり,今年改めて見直しをした特進コースは,本校の命運をかけた大事業です。
 また数々の輝かしい伝統を持つ部活動のさらなる振興は,本校教育の大きな柱であります。
 平成12年の学校改革によって,クラブの振興を推進してきましたが,今後さらに特進・一般コース充実のためにどのような取り組みが必要かつ大切か,検討を加えます。

      

以上のことを,骨子として皆さんの考えを求めたい。




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