本校では昨年度から,教職員全員が同一授業を見学して研修し合う「授業研究研修会」を実施している。本年6月には第3回の研修会が行なわれ,数学の教科指導研究研修を実施した。
今回の研修は11月2日(月),普通教室を会場として,教科を離れ「特別活動」についての研修会であった。
本校が教育改革・学校改革を進めていく方策の一つとして平成13年度から取り組んでいる「立腰教育」・「朝読書」について,松岡武夫立腰委員会委員が講師となって行なった。
腰骨を立てることによって,気持ちが落ち着いたり,集中力・持続力・自制心を養わせ人格形成に有効であることから,本校ではホームルーム時や授業開始および終了時に立腰を行っている。
また,「朝読書」も,朝のホームルーム時にたった10分の読書であるが,よいことが習慣になると力になる。読書が能動的作業であることから,自主性・主体性・根気を身に付けさせるとともに想像力が磨かれ,立腰とともに「逆転の花巻東」の生徒の根幹を形作るエネルギーの源になっている。
長年取り組んできて,教職員の間に温度差があってはならないと,再度指導理念を確認するとともに指導の具体性と方法を感得することが,今回の研修の目的であった。
研修会では,松岡教諭が立腰指導のあり方と朝読書について話され,ホームルーム時や授業時の実際的指導の仕方を,職員が生徒役となって確認するなど,今後生徒を指導するに当たって,たいへん有意義な研修会になったと思う。
また,研修会の後半では,大森教頭先生の研修報告も行なわれ,今後本校をよりよい学校にしていくためにどうすべきかを教職員に示唆された。
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