本校出身の作家沢木冬吾氏が,第5弾 感動の最新長編『握りしめた欠片』を角川書店(1,600円)より,このたび刊行した。 平成11年,デビュー作『愛こそすべて,と愚か者は言った』で,第3回新潮ミステリー倶楽部賞 高見浩特別賞を受賞。そして2作目の『償いの椅子』が,現在15万部突破のベストセラーに輝いている。 プロ野球では菊池雄星投手を,ミステリー作家では沢木冬吾氏を輩出するなど本校も多彩である。 さて,第5弾『握りしめた欠片』も,切なく,傷く(いたく),心に響く傑作長編である。
「7年前,正平が10歳のときに,当時高校2年生だった姉の美花が失踪した。 以来,家族はバラバラになってしまった。 父は休職しながら市内の駅前で人捜しのビラを配り,母は噂や占いを頼って日本各地を放浪中。 高校生になった正平は,父親の会社の関連施設でアルバイトを しながらビラ配りを手伝い,姉の行方の手がかりを探している。 姉は生きていると思いますか…… 」(コシマキより)
「デビュー作『愛こそすべて,と愚か者は言った』で描いた街・海斗市を舞台に,再び親子・家族の絆を問う傑作だ。」との,絶賛の声が続々寄せられている。 どうぞ,書店で『握りしめた欠片』を手にとって,そして購入してじっくりと読んでみて,沢木ワールドを味わって欲しいと思う。