本校初の試みである「第1回 制服着こなしセミナー」が,去る4月27日(火)午後2時30分より,全校生徒・教職員・保護者を対象に実施された。
本校で,現在採用している制服メーカー明石被服興業(株)のデザイナーが講師となって,衣服・制服の果たす役割について,1時間に渡り講演していただいた。
衣服・制服は,防護性と機能性(人間同士がコミュニケーションを取る仲立ち)を役割とするが,色やデザイン・着こなしによって,さまざまな情報を発信していることを最初に説かれ,特にも制服は,『象徴性』と『審美性』とを兼ね備えたものであり,その着こなしと行動が学校評価に与える影響は計りしれないものがあることを強調されていた。
セミナーの締めくくりとして「おしゃれ」は自己評価,「身だしなみ」は他者評価であり,日々の着こなし・洗練された身だしなみは,高校生の「夢をかなえる武器」になると力説されていたのが誠に印象的であった。
本校では,これに先立って4月19日(月)から1週間,ゼロ・トレランスに基づいた「スターティングルール強化週間」を実施して,生徒の規範意識の醸成に取り組んできたところでもあり,正しく清潔な制服の着用によって,さらに花巻東高等学校の気高い気品が生まれ,生徒の帰属意識が高まってくれればよいと思っている。
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