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花巻東高等学校
今年度2回目になる「進学セミナー」で,大学進学希望者に力強いエールを贈る

 平成22年度第2回目になる「進学セミナー」が,去る12月17日(金),1学年総合コースの大学進学希望者(93名)を対象に,本校サテライン受講室で開催された。
 今回は,『今 この瞬間が まさに 人生の土台作り!! 』と題して,岩手県立一関第一高等学校進路指導課の泉悟先生に,年末のご多忙のところ,わざわざ来校いただきご講演いただいた。
 泉先生は,「体力・気力・計画力・段取り力・協調力・意志・根気・持続力・我慢する力・あきらめない心・礼儀・あいさつ・決断力・判断力・負けることの悔しさ・みんなで努力することのカッコ良さなど,部活動で得るものは数多くあり,これから社会に出て行くためには大事なことだらけである。学習をするための土台は部活動でしっかりと築き,将来,幸せな人生を送るため,周囲から評価されるためには「人間性」を磨くこと。「人間性」は,あいさつ・清掃・素直さによって形作られる。そして「人間性」を磨くためにこそ「学び」があるのだ。各自が打ち込んでいる部活動のせいにすることなく,文武ともに同時展開できるよう,立志夢実現のため負けることなく取り組んで欲しい。」と,大学進学希望者に力強いエールを贈ってくださった。


司会をされる森橋先生   泉先生のご紹介を聞く参加生徒
司会をされる森橋先生   泉先生のご紹介を聞く参加生徒


平成22年度 第2回 進学セミナー

 次 第

 
司会進行

森橋先生(進学指導課)

1.開会のことば 

寺尾先生(第1学年団長兼進学指導課長)

2.校長あいさつならびに講師紹介
  大森副校長先生

3.講 演

 
講 師  

泉  悟 先生(岩手県立一関第一高等学校教諭)

演 題   『 今 この瞬間が まさに 人生の土台作り!!
4.お礼のことば

小原大樹君(1Aホームルーム委員長)

5.閉会のことば 寺尾先生
 

 


いよいよ講演が始まる   上着を脱がれ,お話が核心に迫ってくる
いよいよ講演が始まる   上着を脱がれ,お話が核心に迫ってくる

泉先生に質問される生徒たち   泉先生に質問される生徒たち
泉先生に質問される生徒たち


勉学とクラブとの両立を説く   泉先生の熱心に聞き入る生徒たち
勉学とクラブとの両立を説く   熱心に聞き入る生徒たち

■ 生徒の感想から

菊池賢汰君(硬式野球部所属)

 泉先生に「夢は何ですか?」と聞かれたとき,中学校教諭というのがすぐ頭の中に浮かびました。しかし,泉先生の考えは違いました。職業がゴールじゃない。どういう人間になり,どういう生き方をしていきたいのか,そこまで考えていかなければならないのだと。夢 = 職業じゃないのだということを指摘されたとき,セミナー開始早々に,もう胸が熱くなりました。今はどの職業に就きたいのかを悩みながら決めたところなので,次はその職業で何を実現したいのかを明確にしていきたいと思います。
 泉先生から「部活動は,学習するための土台だ」というテーマでお話をしていただいたわけですが,現時点で硬式野球部の活動だけで精一杯な自分がいます。先生の話にもありましたが,提出期限が守れなかった理由を,野球で忙しかったからで済ませていたのかもしれません。本気でやっている部活なのですが,その部活のせいにするのは失礼なことだと思いました。部活動を一生懸命やっているからこそ,勉強もがんばれるのだということを学習しました。甘えるのは今日で終わりにして,野球で鍛えた根気で,寮でも1時間以上は勉強したいと思います。そして将来は,周りの人を喜ばせることに喜びを感じられる人になりたいと思います。


橋雄希君(陸上競技部所属)

 自分は夢を明確に考えたことがない。「夢とはなんだ?」といつも思う。「夢」について,泉先生はこうだと言っていた。どんな人間になりたいか。将来についてどう生きたいか。職業に就くことは通過点に過ぎないのだと。自分は今までどんな職業につけばいいのだろうと大人に聞くことがあった。しかし,泉先生のような考えを持つ人はいなかった。「夢」に対する考え方が変わった。気づかされた思いだった。
 高校生という時期が,いかに大事かを知った。私は今の生活が楽しくも辛くもないようなつまらない毎日を送っていると思った。部活動と学習の両立。今の自分は学習に対しての気持ちが薄いと思った。目標をもって進み,目標に手が届かないかもしれない。しかし,やることのたいせつを教えてくれた。自分にはやろうという意欲がない。これでは部活動を頑張る意味がなくなってしまうのではないかと思った。
 部活動で得るものを泉先生は,気力・体力など10項目にまとめていた。大事なことがギュッと詰まっている。部活動なしでは人間性を磨くことはできないと思った。
 ストレスについて深く考えたことはなかったが,今回考えさせられた。人は様々な場面でストレスを感じているが,それがすべて悪ではないということだ。部活をするにしても学習をするにしても学校に来るにしてもストレスを感じる。自分を向上させるために,ストレスは必要なものだと考えたい。
 今の駄目な自分を少しずつでも変えていき,住みやすい環境を作っていきたい。


石井愛姫さん(ソフトボール部所属)

 今回の進学セミナーを聞いて一番思ったことは「変わらなければならないな。」ということです。
 まずは「夢」についてです。私の夢は小学校の先生になることです。しかし,先生になってどうしたいのかは考えたことがありませんでした。私は先生になり,素直で何事も一生懸命取り組むような子どもを育てたいと思いました。
 次に,夢を叶えるために,今私がどうすればよいのかを考えました。セミナーを聞いて「変わらなければいけない」と思ったことはたくさんあります。まず学習と部活の両立です。今の私は部活動に片寄っていますが,冬期間の練習は早めに終わります。帰ってからはダラダラしていることが多いのです。今日からはその時間を学習時間にし,泉先生が話されたように,平日3時間,休日5時間を目標に頑張りたいです。私が入りたい大学は簡単に入れない大学です。だからこそ,他の高校に通う人たちより勉強しなければいけないと思いました。また,人間性についての話でも,変わらなければいけないと思ったことがあります。それは素直になるということ。また,住みやすい環境を作るには,まず自分が変わることです。どちらも気持ち次第で,すぐに実行できることなので,意識していきたいです。
 また資料の裏の,1・3・5・7・8などは,すごく心にひびく良い言葉だと思いました。いつでも前向きに何事も頑張っていきたいです。


鎌田麻未さん(陸上競技部所属)

 今回の進路ガイダンスは部活動と勉強,そして夢についての話でした。
 まず始めに,「あなたたちが,高校に入学したときに抱いていた目標は,今,どうなっていますか。」というような質問をされました。私は,入学したときの自分が抱いていた目標が,まだこれっぽっちも成し遂げられていない事に気づきました。
 泉先生は,今もう一度その目標を振り返ってみることがたいせつだと話しておられました。今日改めて振り返ってみて,自分の甘さや楽な方に逃げているなと思ったので,もう一度初心に返って,目標を達成するために努力し直そうと思います。
 話を聞いている中で,これはまさに自分自身に足りていない事だと思った事がありました。それは,部活で得た「決断力・判断力・集中力・持続力」を勉強に生かすということです。部活動では,決められたメニューを決められた時間内で集中して持続することができます。しかし,学習面ではそれができていません。
特に家庭学習では,勉強しなきゃという気持ちはあるけれど,いつも誘惑に負けてしまいます。土・日の部活動は午前中に終わるし,平日も他の部より終わるのが早いのに,なかなか家庭学習の習慣が身についていないのが現状です。泉先生は「部活は勉強するための土台である。」と言っていました。部活動で集中し,決断・判断をし,持続できるように一生懸命やらなければいけないんだということを思い知らされました。
  大学入試まではもうあと2年となった今,今日の進学セミナーをきっかけに,もう一度気持ちを入れ直して,学校生活を充実させていきたいと思います。




1学年団の寺尾先生と森橋先生   お礼を述べる小原先生
1学年団の寺尾先生と森橋先生   お礼を述べる小原君

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