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花巻東高等学校

 平成22年度1月末までの就職戦線は,全国的に広がっている大学・短大卒の大幅な求人減が高卒求人にも影響を落とし,高卒枠を縮小する企業が多くなり,1社あたりの募集人数が減ったこと等により高い競争率となっている。
 昨年11月末の資料によると,岩手県では県内外合わせた求人の合計が,前年同月に比べて226人減少したため,昨年度よりもさらに狭き門となっている。
 本校においても厳しい状況ではあるが,学習と部活動をともにがんばる本校生徒は民間企業に38名,公務員は自衛隊に2名の内定者が出ている。
 その中でも今回は,アスリートとしてクラブ活動と勉学を両立させ,みごと地域の優良企業に就職を決めたアスリートたちを紹介したい。


藤原将志 君 (花巻信用金庫・教養コース・硬式野球部・花巻中出身)

 地元花巻の花巻信用金庫に就職が内定した藤原君は,硬式野球部に所属し,朝早く から夜遅くまで毎日厳しい練習に励んだ。打力においては,チームトップの長打者で,外野手として活躍。東北大会ではベンチ入りを果たした。
 学業においても1年から3年次まで常に成績はトップ。クラスでは率先して号令係を努めるなど,まさに他の生徒の模範となるアスリートであった。
 今まで育ててもらった地元花巻市のへの恩返しを決意して,地域の活性化のため,学校生活で培ってきたその力を,今後も遺憾なく発揮してくれるだろうことを確信している。
 昨年度花巻信用金庫に採用された野球部の先輩・山田隼弥君とともに,近年力を付けつつある同庫野球部で,県内優勝を目指す。


渡辺宗真 君 (北上信用金庫・教養コース・硬式野球部・水沢中出身)

 渡辺宗真君は,中学生の頃より銀行マンに憧れを持っており,その職に就くことを本校入学時からの目標として,常に努力を怠らず取り組んできた。
 大学卒業後にとも考えていたようだが,即社会人へと志望を転換。この度北上信用金庫に入庫が内定し,みごと「立志夢実現」の目標を達成した。
 硬式野球部では,主にピッチャーならびに外野手として活躍。2009年の選抜大会準優勝・選手権大会ベスト4では,多くの部員の中,控え投手としてベンチ入りを果たした。切れ味鋭いスライダーは,打者を翻弄した。
 学業成績においても常に上位であり,あいさつ・礼儀そして誠実でさわやかな性格は非常に好感が持たれ,まさに文武両道の範たるアスリートである。
 北上信用金庫には,本校硬式野球部卒業生がすでに4名所属し,国体選手等に選ばれており,本人も先輩たちを追い越し,国体出場を目標に掲げている。


瀬川 雅斗 君 (日野自動車(株))・電子情報コース・
バスケットボール部・湯本中学校出身)

 バスケットボール部のスターティングメンバーとして活躍し,苦しい場面でもチームを支え,勝利に大きく貢献してきた選手である。
 創部初の,新人戦・高総体・県選抜の3大大会を,全てベスト4に入る快挙を成し遂げる原動力であった。
周囲に対する思い遣りや気配りから,部員・友人そして先生方からの信頼も厚い。
 3年間の部活動を通して培ってきた集中力と忍耐力を勉学にも生かし,常に周囲の模範となって取り組み,良好な成績を収めてきたアスリートである。
 何事に対しても積極的,かつ責任感の強い人物であるので,今後ますます活躍すると確信している。


中平 蓮 君 (日本地下石油備蓄(株)久慈・電子情報コース
・硬式野球部・長内中出身)

 中平君は,遠く久慈から親元を離れ,幼い頃からの夢であった,甲子園出場と地元に貢献できる仕事に就くということを目標として本校に入学。
 授業に熱心に取り組む一方,所属する硬式野球部でも毎日の厳しい練習に励み,文武両道を貫いた。
 2009年度の選抜準優勝の際には,勝負強い左代打としてのバッティングを買われ,内野の控え選手としてベンチ入りを果した。
 3年生では5番・サードで活躍。春季県大会ではサヨナラホームランを放つなどチームに欠くべからざる存在であった。そして念願であった地元久慈の日本地下石油備蓄(株)久慈に就職が内定し,みごとに2つの目標を達成させたアスリートである。


小野寺沢子さん ((株)日ピス岩手一関工場・商業経済コース・
ソフトボール部・藤沢中出身)

 (株)日ピス岩手一関工場に就職内定を決めた小野寺さんは,ソフトボール部主将として,チームをまとめてきた。
 俊足・巧打で,ポジションはライト・セカンド。バントやエンドランを得意とする選手である。
 高校3年間を通じて,全国大会出場を3回果たしており,持ち前の機動力でチームに大きく貢献した。
 学業でも,コースで上位の成績を常にキープし,各種検定資格も取得するなど,まさに文武両道を成し遂げたアスリートである。
 会社に入社後は,立派な社会人として,地域や会社の発展の礎として貢献してくれることであろう。


高橋裕太 君 ((株)トヨタ紡織東北・教養コース・ 陸上競技部・石鳥谷中出身)

 高橋君も陸上競技部の主将として,チームを引っ張ってきた。
 中学校時代には全国大会に出場し,高校入学後も活躍が期待されたが,故障等でなかなか力を出し切れずにいた。
 しかし持ち前の粘り強さで練習に取り組み,着実に力をつけ,各種大会では特にリレー種目で活躍をした。
 責任感も強く,彼の走りは見ていて安心できるものである。
 部活動で培った力を学業でも発揮し,成績は常に上位であった。また授業態度も真面目で,まさに文武両道を体現したアスリートである。
 今後は立派な社会人として,会社や地域のために貢献してくれると信じている。


野澤 健 君 ((株)ケー・アイ・ケー・教養コース・硬式野球部・見前南中出身)

 (株)ケー・アイ・ケーに就職が内定した野澤君は,3年間硬式野球部に所属し,寮・ 学校・グランドを行き来する日々を過ごした。
 誰よりもコツコツと努力し続け,特にも打力を買われ,2年次秋の新人戦ではファーストの控えと左の代打としてベンチ入りを果たした。
 学業においても,真面目に,前向きに取り組むその姿勢は他の模範となり,めきめきと力をつけてきた。
 さらに生活委員会に所属し,副委員長として毎日校門に立ち続け,あいさつ運動,遅刻の撲滅に誠実に取り組み,遅刻者を激減させた。
 たくさんのことを学び,一生の財産となる友人とも出会い,そしてみごと就職という自らの目標を達成したアスリートである。


平成22年度の校内ベストリーダー賞の表彰式が行なわれる



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