6月4日(土)夜,大震災で被災した花巻市文化会館の修理を終えた大ホールにて「花巻シンフォニックバンド第20回定期演奏会」が開催された。
全日本吹奏楽コンクール課題曲の「H・S・B 〜花巻の空へブラスの音を〜 」(団員が,花巻シンフォニックバンドのために作った曲で,昨年の定期演奏会で披露された。そして,曲名をアンケートで募集した曲である)・映画音楽・ポップスなどを演奏し,約300人の来場者を楽しませた。
本校吹奏楽部は第2部からの登場。現在は部員の少ない本校吹奏楽部にとって,昨年度から出演させてもらっているこの合同演奏会は,1年間で一番充実して楽しい時間となっている。
「ヘビーローテーション」では,本校生徒2・3年生がAKB48に扮してダンスを披露し,会場を大いに沸かせた。メンバーの振り付けに,聴衆がかけ声で応える場面もあり,客席と一体となった楽しいステージで2時間があっという間であった。今年度から本校吹奏楽部の特別顧問に就任した大畠恵司先生のタクトのもと,練習の成果を十分に発揮した。
東日本大震災の影響で,1ヶ月ほど練習ができず,演奏会の開催も危ぶまれた時期もあった。そんな中,司会者が「東日本大震災で,当たり前と思っていた日常が,実はとても幸せなことだったことに気づかされました。一人ひとりがそれぞれの持ち味を生かしながら,当たり前の幸せな日常を取り戻していけるようにとの願いから選曲しました。」と紹介した「世界にひとつだけの花」。何度も聞いたことがあり,そして演奏してきた曲であるが,聴衆以上に音楽の持つパワーや重みを,演奏者自身が再確認したことだろう。
今回の演奏会によって,一人ひとりの課題が明確になったと思う。それぞれが今後の技術の向上を目指し,そして人々を感動させる音楽を奏でる花巻東バンドになれるよう,これからも日々練習に励んで欲しいものである。 |