第一学期末定期考査初日の6月9日(木),午後1時30分よりサテライン受講室において,法人主催の「第18回 平成23年度 夏季現職研修会」が開催された。
今回の研修会では,高い進路指導力で全国的に注目され,近年講演会に引っ張りだこの本校教頭の村上育朗先生が『今,教育に何が求められているか』と題して講演を行なった。
本校は,転勤が無いため,生徒のゴールイメージを意識しながら,腹をくくって手間とこだわりを持って,骨を埋める覚悟で徹底した教育活動ができるのである。しかしその反面,外からの風が入って来にくく,時にぬるま湯状態で鈍化しやすく,独善的に陥りやすいのも欠点である。
そういうことを防ぐため,当然先生方は日常から研鑚を積まれてはいるが,法人でも定期的に先生方の研修の場を提供してそれに寄与している。
定期考査で,採点などの多忙な業務を残してはいるものの,先生方が一堂に会することのできるのはこのようなときしかないのである。
それぞれが,この時ばかりは教科指導やクラブ指導から解放され,講師の話をじっくりと聴き,その後の意見交換では,私学教員としての心構えと資質能力を高めるための実践についても学ぶことになったと思う。
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