新しい年を迎え,気持ちもこころなしかリフレッシュした1月27日(月)・28日(火)の両日にわたって,「第30回 平成25年度 花巻東高等学校 新春小倉百人一首カルタ会」が,作法室にて開催された。
この大会は国語科が主催をし,2年生の生徒が国語の素養を磨くため,日本古典文学の世界を学ぶことを目的として,団体戦の競技ではあるが百人一首カルタ競技を体験する行事である。今年度で30回目を迎え,本校で新春に行なわれる伝統的年中行事となっている。
一組4名から6名が畳の上に並べられた取り札を,教員の朗詠に従って取り合うという”ちらし”による競技である。
百人一首の和歌は,1年次の国語総合や2年次からの古典の授業で,古今和歌集や新古今和歌集・伊勢物語などを通して学習してきたものである。しかし,中には百人一首カルタ競技自体を一度も行なったことのない生徒も多くいるため,事前に教室でルールの説明等をして,実際に練習を行なってこの日を迎えている。
当日は作法室の畳の上で行なわれたが,教室での机の上で行なうのとは異なり真剣味が増し,競技が進行していくごとに集中力も増していく。経験者の中には,当然上の句を聞いただけで下の句の記してある札を取ることのできる生徒もおり,歓声が上がるなど大いに盛り上がっていた。
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