例年になくこの時期にしては寒さの緩むのが日一日と感じられ,早い雪解けが早春の到来を期待させてくれる。
3年生は,それぞれが新しい進路への期待とともに,卒業という充実感と友や恩師との別れに対していくばくかの寂しさを抱えるようになった。いよいよ卒業証書授与式を翌日に控えた2月28日(金),本校第1アリーナにて全校生徒と教職員の見守るなか,「平成25年度 花巻東高等学校 各賞授与式」が挙行された。
本来であれば,これは卒業証書授与式に行なわれるものであるが,あくる日の卒業証書授与式を短縮させるため,以前から前日に行なわれてきているものである。
各賞の受賞者は,呼名されると引き締まった面持ちで返事をして,小田島校長先生より賞状を受賞した。昨年度に続き特別体育功労賞が準備され,日本代表としてシンガポールでの大会に出場し,さらにはインターハイ第3位になった陣ヶ岡胤君(紫波一中出身)が表彰された。
また,本年度は硬式野球部が「第95回 全国高等学校野球選手権記念大会」で4年ぶり2回目のベスト4という偉業を成し遂げ,本校の名誉を全国に高らしめたことにより「特別栄誉賞」が設けられた。この硬式野球部の活躍は,全国的に注目を集め,市民はもとより県民の方々からも多くの賛辞をいただいた。その栄誉と活躍に対して硬式野球部3年生一人ひとりが呼名され,代表として鹿糠俊輝主将(久慈中出身)に表彰状が手渡された。
明くる日の卒業証書授与式への緊張感もあり,伝達式は厳かな雰囲気で終えた。
その後は,今年度3回目となる各種表彰状伝達披露式が続けて行なわれ,岩手県高等学校体育連盟優秀選手賞として陣ヶ岡胤君が,日本学生野球協会よりの表彰として鹿糠俊輝君,がそれぞれの賞を伝達披露された。
今年度もスポーツの分野での活躍が目覚ましく,多くの賞を獲得することができた年度となった。
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