特別進学コース・アスリート特進コースの入学生に対する学習の動機付けを行なうことと,学習活動への習慣化を身につけさせることを目的として,4月10日(火)から12日(木)まで,胆沢郡金ヶ崎町の岩手県立県南青少年の家を会場として「平成24年度 スタートセミナー合宿」が実施された。
この合宿は,特別進学コースの恒例行事となっており,参加した生徒たちは特別進学コースの生徒としての自覚と魂を形作ることになる。
合宿初日は朝8時に登校し,早速英単語テストが行なわれ,その後会場へと向かった。
新入生にとっては,入学間もないこの時期に内容の濃い合宿スケジュールが用意されており,緊張の面持ちで参加していた。
授業は,情熱溢れる教員のパワーに圧倒され,集中した学習時間が繰り広げられていた。授業後にはLHRと進学講話によって,高校生としての心構えや大学進学について学ぶ。そして,それぞれがこの合宿で高校生活の目標を立て,それに邁進する精神力を養うのだ。
最終日には,充実した参加者の表情から意気揚々としたものが感じられ,特別進学コース・アスリート特進コースのさらなる躍進を予感させるものが伺われた。
また,今年度から始まったアスリート特進コースのスタートセミナーでは,授業の他に講義も開設され,これからの高校生活において勉学と部活動との両立を目指すための目的意識の高揚や,目標と計画作り等も行なった。
講義「世界の情勢と日本」では,発展途上国に暮らす子どもたちの生活の実態を知り,部活動や勉学に好きなだけ打ち込める自分たちの恵まれた環境に感謝して,より一層頑張らなければという強い決意を固めたようだった。
また,「ワークショップ」(計画作り)では,理想の自分(なりたい自分)と今の自分とのギャップを見い出し,その原因を探ることで,これからどのように目標に向かって問題点を解決していくのかを,具体的に考え計画した。
合宿を終えたアスリート特進コースの生徒たちは,これから本格的に始まる部活動に夢と希望を抱きつつ,大学進学という,もう一つの目標達成に向けて,互いに切磋琢磨し,多くの困難を乗り越えていく覚悟を決めたようである。 |