東日本大震災の後,防災意識は高まってきているが,災害は,いつ・何時やってくるか分からない。だからこそ,日頃からの災害への備えが必要である。
本校では,年2回避難訓練を実施している。今回は,地震を想定し6月13日(木)の特別活動の時間に「平成25年度 花巻東高等学校 前期避難訓練」が実施された。
緊急放送の後,初期自衛として椅子の下にもぐり込み,揺れが収まって避難開始の放送とともに避難が開始された。
全員安全にグラウンドに避難することはできたが,本来の緊急時のような緊張感は無かったように思える。
訓練といえども,真剣に取り組まないといざというときに慌てて混乱してしまうことになる。今一度,全員の意識を再確認して欲しいと思う。
大森副校長先生の講評でもあったが,「花巻市には活断層が走っており,ちょうど同じ頃の平成20年6月14日発生の,岩手宮城内陸地震ではマグニチュード7.2により,山が陥没して無くなり,橋は崩落するなどたいへんな自然災害であった。もし花巻市で同等のものが起きたとしたら,今のような安易な避難態度で,その災害から身を守れるのか?」と苦言を呈されていたが,そうなれば放送による案内だって使えなくなるだろう。その時にはそれぞれの置かれたところの判断で行動することになるのだ。常に有事を想定し,いろいろな角度から先ずは自分の身の安全の確保を考えておかなければならないと思う。
なお,今回は訓練のあと,学校安全防災管理組織のグループに分かれ,各グループが有事の際に何をしなければならないのかを先生方と確認しあった。
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