今年は,6月1日(土)から6日(金)までが,本校の「アースウィーク」であった。 「はつらつ花巻東高等学校は,地球環境を考えECO-SCHOOLを目指します」を,コンセプトに推進している本校の環境教育。生徒の環境意識を高めるため,本校では本校独自のアースウィーク(地球環境週間)を設定している。 この間,岩手県幼小中高大専ESD円卓会議で提唱している「いっしょにやろうよ,できること! テレビ・ゲーム・パソコンを消して読書する共同行動2013」に参加している。これは,クラスや学校を単位として電力の消費を抑え,読書や家族団らんの時間を増やす試みであり,本校では平成23年度から参加して4回目になる。そして,6月10日(月)の朝のホームルームで集計カードを提出してもらうことになっている。 さて,そのアースウィークのメイン行事として,6月5日(水)には岩手大学認定環境・防災リーダーで,前八重畑小学校校長の高橋良政先生を招へいし,「第9回 平成25年度 花巻東高等学校 環境セミナー」が実施された。 午後2時30分より第1アリーナに生徒・教職員が集い,高橋先生には「『環境』・『生きる』」という演題でセミナーを開講していただいた。 前段では,高橋先生ご自身が本校近隣にお住まいであることから,本校生徒のあいさつについてのお話しから入られ,小学校理科教師としての豊富な海外研修での経験,洋野町や久慈市での小学校長時代に学んだやませや冷たい浜風・実のなる物を収穫できない厳しい自然環境と生活環境にありながらも,その中で日夜頑張る人々との出会いについて,そしてレイチェル・カーソンの「沈黙の春」などを例に説きながら,まさに多岐にわたってお話ししてくださった。 6月6日(金)から学年ごとに設定した時間に,環境セミナーの内容を受けて,「未来のためにできること(地球環境を守るために)」という題で,生徒は作文を仕上げることになっている。どんな内容の作文が提出されるのかが今から楽しみである。 このように,本校では6月に地球環境を考え,そしてそれを実践につなげるための多くの行事を実施している。これからの未来を切り開いていく生徒たちには,温暖化や地球規模での環境汚染など,今地球に暮らす者として考えなければならないことを再確認するとともに,病から開放された地球のいわゆる自然の営みを取り戻す機会にして欲しいものである。
第9回 平成25年度 花巻東高等学校 環境セミナー
渡邉生徒会長のお礼のことば から
お礼を述べる渡邉生徒会長
Copyright (C) 2004 Hanamakihigashi High School.All Rights Reserved.