4月以来を振り返ってみると,今年は,甲子園での活躍で,まさに野球に始まって野球に終ったと言ってよいと思う。のみならずそれ以外の諸君の学業・クラブ活動の成果も,目には見えなくても一つひとつ成長を遂げていることも事実だ。例年になく多くの方々とお会いしたが,その際「花巻東の生徒はあいさつが素晴らしい」というお褒めのことばをいただく機会が多かったが,それは諸君が人間として正しく成長している証だと思う。諸君もそのことを自覚しているはずだ。
あいさつの励行は社会人になっても自分を支える力となるし,人間としての基本である。それと本校の5つの校訓「感謝・報恩・奉仕・勤勉・進取」を身につけることがたいせつである。儒教の教えには礼儀のはじめに「容態を正しくする」姿や態度を正すこと,そして「顔色を斉える(ととのえる)」こと,「顔色を斉える」とは微笑み・笑顔であること,それと「辞令を順にするに在り」と,ことばを順序正しく使うことを説いている。つまり「態度」・「顔色」・「言語」,これを慎むのが礼儀の最初で,最も大事なことである。
私も毎朝,校門前で登校する諸君を迎えているが,あいさつを交わすと同じ生徒でも日によって心の変化が顔に出ていることに気付かされる。それを見るにつけても,しっかり行動して欲しいと思っている。
さて,文化祭の非公開は残念であった。それを一つとっても新型インフルエンザの対応で錯そうした年だったと思う。
学業も,なんでもそうだが,できるできないではない。一生懸命取り組むかどうかだ。そして冬休みは単なる休みではない。中期を振り返って反省すべきは反省し,次にどういう目標を持ってどう取り組んでいくかを考える時である。それを肝に銘じて元旦には自らに再度志を立てて欲しいと思う。
また,休み中は家庭の手伝いも必要である。それから健康に留意して来年元気でまた会おう。
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