小田島順造校長先生の新年訓話
平成22年がスタートした。年末年始,久々の大雪で大地が真っ白になった。
新年とは年が改まることで,全てのものが生まれ変わりのときである。まさに「心機一転」そして「新生」。天地自然の摂理で,人間が大地に種を蒔き発芽し花を咲かせ実となり枯れて消えていく。人間も,春夏秋冬を経てまた新生する。だからこの摂理のなかで,人間は年を重ねるごとに成長していかなければ生きる意味が無い。
高校時代は人格の形成とよく言われるが人格の形成に大事な点を述べよう。
1に,教科を通して知識・技術・技能を身につけることである。
2に,知識を知恵に変え,考える力を養い
3に,その考えを行動に移し,生活を充実させ徳を積むことである。
そのことを,年頭に当たって確認して欲しい。
また,3年生は進路に向かって今一度本校で学んだ力を発揮してチャレンジして欲しい。
2・1年は,4月には学年が1学年繰り上がるが,新入生も入学してくる。先輩としての心と力が養われたか再点検して不足の部分を補って欲しい。昨年の中期授業納め式のときに,新年を迎えるにあたってしっかりとした目標を持って欲しいことを提案した。目標が無ければ1日・1時間のけじめさえ生じないのである。
昨年の本校の活躍で,どこを訪ねても,学校も生徒もすばらしいと褒められる。
そのことに誇りを持って欲しい。そして新しい伝統を築くため,生徒諸君の今年のさらなる活躍を望む。
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