激震と巨大津波,そして福島の原発事故等々によって,日本中の人々が非日常生活を強いられたあの忌まわしい平成23年も終わり,新しい年を迎えた。しかし,我々には悲しさや空しさ・苛立ち・怒り・もどかしさ等々の感情がいまだに渦巻き,何も終わっていないのが実情ではないだろうか。
それでも,年が改まれば今年はよい年でありますようにと心の底から祈り,期待も大きくなる。そしてこの前年に与えられた不幸は,生き残った者への試練でもあり,試練は必ず乗り越えることができるという。
昨年,福島の聖光学院高校からドラフトで阪神タイガースに入団した歳内投手も,東日本大震災で野球ができなくなったとき,また夏の甲子園で2回戦で金沢高校に敗戦したときにも,「全てが神からの試練」だと言っていたことを思い出す。東北の我々は,ともに助け合い,未来に希望の光を掲げ,それぞれが今なすべきことを全力で一生懸命取り組み,この試練を乗り切って前へ進むことしかないのである。
さて本校では,平成24年壬辰(みずのえたつ)の年を迎えた1月10日(火)午前9時30分より,全員が第1アリーナに結集して,後期授業始め式が行なわれた。小田島校長先生の新年のあいさつを噛み締め,今年も新たな決意を胸に,花巻東高等学校は爽やかで活力あふれるスタートが切られた。
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