本年度は,誰しもの記憶にしっかりと刻み込まれることになった東日本大震災による悲しみと悲惨さのなか,不安な気持ちでスタートが切られた。
本校は,幸いにも例年通りに始業式を迎えることができたものの,余震によって再び停電となったり,燃料が手に入らなかったりしたことが思い出される。
さて,それから早一年の歳月が経ち,3月16日(金)に終業式を迎えることになった。無事に一年間を終えることができたことに安堵感を覚える。
小田島校長先生は式辞のなかで,「当たり前のことが,いかにたいせつなものであっかを感じさせられた東日本大震災であったし,そのことを考え,日常に感謝しなくてはならない」と述べられていた。何事に対しても感謝の気持ちを忘れずに,それぞれの生徒にはまた一つ大人への階段を登ってもらいたいと思う。
そんな困難な一年間ではあったが,その困難に負けずに,本校の生徒は輝かしい実績を築くことができた。本校創立初の医学部進学2名を始め,歯学部1名,そして例年に勝る大学進学実績を果たした。
クラブ活動でも,硬式野球部の夏の甲子園,そして3年ぶり2度目のセンバツ甲子園出場,北東北インターハイには陸上部・水泳部・柔道部が出場。そして野球部同様の春休みにレベルの高い全国私学大会に臨むソフトボール部・バレーボール部等の活躍も目覚ましい。まさに日々の努力が結実したと言えよう。
そして,「今や全国津々浦々に名を広めつつある花巻東高等学校である。新年度を迎えるにあたり,その準備をする期間としてもらいたい」と,春季休暇に入る生徒を,小田島校長先生は励まされていた。
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