特別進学コースの海外語学研修旅行が,12月2日(月)から12月10日(火)まで実施された。
本校の特別進学コースでは,生きた英語の習得を目標に,英語圏へのホームステイを中心とした海外語学研修旅行を行なっており,3年前より花巻市の姉妹都市であるアメリカ合衆国ホットスプリングス市にある姉妹校レイクサイドハイスクールの生徒との交流を中心に実施している。
12月2日(月)10時22分に新花巻駅を出発し,東北新幹線・京成スカイライナーを乗り継いで成田空港へ。アメリカ合衆国デンバーでリトルロック行きの飛行機に乗り継ぎ,アーカンソー州都,リトルロックへ到着。さらにバスで1時間,ホットスプリングス市へと。約1日がかりの長旅であった。
レイクサイド高校に到着した時の現地時間は午後8時頃であったが,生徒一人ひとりの名前の書かれたボードを持って,ホストファミリーが出迎えてくれ,それぞれの家族からの温かな歓迎を受けた。不安と期待とで胸がいっぱいの研修が,いよいよ幕を開けた。
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無事リトルロックに到着 |
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村井君があいさつを |
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歓迎のあいさつをしてくれる学校区長先生 |
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あいさつを聞く |
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ホストファミリーと初対面 |
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再会を喜ぶランドリー校長先生と大森副校長先生 |
3日(火)は,ホストスチューデントとともに朝8時にレイクサイド高校に登校し,図書館に集合した後,ホストスチューデントの代表であるアンドリュー・ブロツキー君と,レイクサイド学区のスーパーバイザーであるオーロ先生と高校の校長,ランドリー先生からの歓迎の言葉をいただいた。
図書館には,英語訳された日本のマンガのコーナーもあり,男子生徒は興味深々。その後,アンドリュー君の案内でレイクサイド高校の施設見学へ。レイクサイド学区は幼稚園・小学校・中学校・高校が同じ敷地内にあり,各学校の生徒と触れ合った。中学校では体育の授業でバレーボールの試合に参加し,また小学校ではかわいらしい小学生からの質問に英語で答えたり,日本語や折り紙を教えるなどの交流を行なった。そのほか,クリスマスを前にした小学生のコーラスやバンドの演奏,チアリーダーの演技等にもに見入った。
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レイクサイドハイスクールの玄関前で |
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アンドリューが歓迎のことばを |
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ランドリー校長先生が歓迎してくれる |
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中学校を見学 |
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漢字を書いてみせる |
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小学校で |
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クリスマスに向けて,小学生が合唱の練習 |
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学校のフットボール上でドリル演奏 |
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チアガールの練習風景 |
4日(水)は,めいめいのホストスチューデントと一緒に高校の授業に参加した。美術史やフランス語・スペイン語などの日本の高校にはない科目を楽しんだ。
両日とも放課後はホストファミリーとともに,パーティーを開いてもらったり,クリスマスのイルミネーションを見に行ったり,市内の観光を楽しんだりして過ごした。
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市中の中心に建立された,賢治のモニュメント |
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寒波の様子 |
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クリスマスのイルミネーション |
5日(木)はレイクサイド高校のスクールバスにホストスチューデントと乗り込み,州都リトルロックを観光した。 アーカンソー州はクリントン元アメリカ大統領の出身地でもあり,その記念館や州議事堂を見学した。また,アーカンソー州立大学リトルロック校を訪問し,米国留学についてのレクチャーを受けたり,大学構内を散策するなどした。
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スクールバスで移動 |
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クリントン博物館にあるホワイトハウスの 執務室のレプリカ |
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州議事堂前で |
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アーカンソー州立大学キャンパス内 |
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留学の方法を説明してもらう |
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昼食はみんなでピッツァ |
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前校長のオーロスーパーバイザー・メアリーさんと 佐藤先生 |
この冬初の大寒波がアーカンソー州に近づいており,6日(金)は雪が降って路面が凍結してしまったため,学校は休校,ホットスプリングス市内の多くの店も閉店となってしまった。予定していた,地元ゴム工場の見学,カッター・モーニング・スター・スクールの見学も中止となった。そのため,生徒たちはホストファミリーと一日中家でゲームをしたり,クッキーを焼いたりなどして休日となった日を満喫した。
ホットスプリングス市で過ごす最後の日となった7日(土)は,生徒にとってホストファミリーとの最後のひと時を楽しんだ。天候不安もあったために夕刻予定していたお別れ会は急遽昼食を兼ねたものに変更となった。ホストファミリーとともにバーベキューランチを楽しみ,その後,お礼として花巻祭りで踊られている「新花巻音頭」を生徒が披露,最後に参加者一同でも踊って,パーティーの最後を飾った。
最後の別れ際は互いに離れ難く,別れを惜しみ,再会を約束して連絡先を交換する姿があちこちで見受けられた。食文化をはじめ,様々な文化の違いに戸惑ったり,自分の言いたいことを英語でうまく表現できない,というようなジレンマを感じることもあったようであるが,その気持ちもまた,今回の旅行の大きな成果となったように思う。
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お別れパーティーはバーベキューで |
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お別れの昼食が始まる |
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熊谷君がパフォーマンスについて説明する |
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新花巻音頭を踊って見せる |
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みんなで踊る |
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寒波の中見送ってくれる |
生徒の感想より
- ホットスプリングスの人たちはとても友好的で,初対面の私に対しても笑顔であいさつしてくれた。色々苦労したこともあったが,それ以上にとても楽しい時間を過ごせた。できたなら,またホットスプリングス市を訪れたい。
- 今回の語学研修旅行は,生涯忘れられないたいせつな思い出になった。
しかし,少し残念に思うのは自分の英語力のなさである。学校で習う英語もたいせつだが,外国に行ったり現地の人と話すことで養われる英語力もたいせつだと思った。学校だけで満足せず,もっと英語に興味を持って英語力を向上させたい。そして十分に英語力をつけた上でもう一度アメリカに行ってみたい。
- レイクサイド高校に到着すると,ホストファミリーの方々が自分たちを歓迎してくれていました。バスから降りるときにはまるで自分が有名人であるかのような気持ちになるくらいでした。
ホストファミリーに日本からのお土産を渡すと,すぐに袋をあけ,使ってくれました。これが,日本とアメリカの文化の違いなのだと感じました。
- ホームステイに行く前はかなり心配していたが,現地の人は優しく,とても楽しい時間を過ごせた。ホストスチューデントとのゲーム対決では,ほとんど勝つことができず,悔しかった。
- 自分は,「海外に滞在できるというチャンスを得られ,幸運であった。」という思いで心がいっぱいだった。普通の高校生とは異なる経験を積めたことで,違った視点から社会を見ることができるのでは,と思っている。
- アメリカの高校の授業は,日本でいうと「非常識」にあたるようなものだった。でも,アメリカではそれが「普通」なのだ。
自分が最も強く感じたのは「英語力」だ。いくらかは通じたものの聞き取れない部分もあり,もっと英語を話してみたいと思った。
- この修学旅行で,アメリカでやりたかったことは全てできた。そして数々のことが経験ができた。この経験を将来につないでいきたい。
国を超えた,新しい友達と連絡を取り合い,そしてまたいつか会うことができればいいなと思う。
- できるだけ自分で英語を話そうと頑張ったが,携帯のアプリに頼ってしまうこともあり,それが残念だった。もっと自分が勉強したことを生かしたかった。
次にアメリカに行く機会があれば,今よりも英語の力をつけて,受け答えをしっかりできるようにしたい。
- ホストファミリーと一緒に過ごした時間はとても充実したものになりました。言語は違っていても心と心は通じ合うのだなと感じました。
一週間という短い時間でしたが,別れの時には涙が込み上げてきました。この時,一期一会の出会いをたいせつにしていきたいと思いました。
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ホストファミリーと |

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