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今年も熱い夏がやって来た。
本校は,第4シードでこの夏6度目(過去に,夏の大会6回,春の大会2回出場している)の甲子園出場を,是が非でも達成したい。
いよいよ7月10日(水)午前9時30分より,盛岡市三ツ割の岩手県営球場にて「第95回 全国高等学校野球選手権記念岩手大会」が開幕した。 県下から73校72チームが集い,選手の入場が始まった。
先導を務めるのは本校のソフトボール部主将の皆川美穂さん(藤沢中出身)。
毎年,県高総体ソフトボール競技の優勝チームの主将が務めることになっている先導役を,本大会では2年連続本校ソフトボール部主将が務める。若者らしく本校の冠詞である「はつらつ」として胸を張り,大きく腕を振り,ももの上がった行進は堂々としていてたいへん立派であった。
そして皆川さんに先導され,次々と73校の選手が入場した。その72チーム中55番目に入場したのが花巻東ナイン。林達夢君(種市中出身)がプラカードを持ち,チームの息も合い実にみごとな行進であった。本校は,2年ぶり7回目の優勝を,是が非でも成し遂げ,真夏の殿堂甲子園での活躍を狙いたい。
さて本大会は,盛岡大附を筆頭に本校・一関学院・専大北上などの私立勢のほか春季県大会第3位と躍進した盛岡四、8強の盛岡市立・黒沢尻工・遠野なども力がある。さらに春はシードを逃したものの昨秋県大会準優勝の水沢にも注目したい。また、94年以来公立勢は甲子園の舞台から遠ざかっているため、今年こそはと力が入る。今年こそ戦国時代という言葉が当てはまる年はないかもしれない。
まず本校は,主戦の中里優介選手(軽米中出身)を軸にして,左の河野幹選手(宮守中出身)・右の岸里亮佑選手(長内中出身)と,投手陣が安定している。攻撃では,2番の千葉翔太選手(南都田中出身)・4番の山下駿人選手(一戸中出身)・右の長距離砲の照井希望選手(宮守中出身)などがそろっている。
盛岡大附は,主戦の松本選手が140キロを越えるストレートとスライダーを武器に安定している。それに加え,春季東北大会準優勝の強力打線が鍵を握る。春季大会準優勝の専大北上は1年生の夏から公式戦を経験してきた選手が数多くおり、地に足の付いたプレーができる。それに加え伝統の強打に磨きがかかり、強打の盛岡大附の勝るとも劣らない打力を誇る。一関学院は,昨夏から登板経験のある白鳥選手を中心に1年生捕手の高橋選手など新戦力の台頭がめざましい。そして,打線は1番から9番までそつがない。
公立勢については、春季県大会において公立校唯一の四強入りを果たした盛岡四、昨秋県大会準優勝の水沢が頭一つ抜けているのでは。主戦の長鈴選手は右横手から小気味よくストレートと変化球を投げ込む。そして、昨夏からレギュラーとして出場していた民部田選手・大坂選手・大坊選手がチームの主軸となり、躍進を支えている。水沢は主将の菅原選手を中心に走攻守バランスが取れている。また、昨秋からの公式戦の経験数もこの夏に向けてプラスの材料になるのは間違いないだろう。
組み合わせブロックごとに見ていくと,Aブロックは優勝候補の盛岡大附が軸となる。盛岡大附の牙城をシード校の黒沢尻工,自力のある水沢が崩せるか。さらには,ダークホースとしては投手陣が豊富に揃う山田がどこまで勝ち上がれるか。緒戦の見所としては大船渡と一関一の伝統校対決であろう。お互い上位を狙う力があるだけに緒戦から白熱した試合が展開されるのではないだろうか。
Bブロックでは,一関学院と盛岡三の勝者が鍵を握る。一関学院の主戦白鳥選手を盛岡三がどうやって崩すのか,それとも一関学院が力でねじ伏せるのか目が離せない一戦となりそうである。シードの盛岡市立は投打にバランスが取れており,隙がない。 惜しくもシードを逃したが打力のある盛岡工,本格派右腕の晴山選手を擁する花北青雲も楽しみな存在である。
Cブロックはシード校の盛岡四,遠野が軸になりそうである。お互いにバランスが取れており,攻守ともにそつがない。そこに古豪福岡・花巻北・黒沢尻北がどれだけ食い込めるか。そして,昨夏4強の不来方にはバッテリーがそのまま残っており守備には安定感がある。
Dブロックでは, 守備から攻撃に移る野球に磨きをかけた本校と春季県大会準優勝の専大北上が強打で頂点を狙う。シードされているとはいえ,緒戦をどう戦うのかが今後の試合を左右するだろう。久慈や水沢一も投打がかみ合えば十分に上位を狙える力は持っている。そして,見所としては盛岡中央と高田の試合であろう。お互いに力があるだけにどのような試合になるのか予想がつかない。
本校は,どんな強豪であろうとも,決して屈してはならない。2年ぶり7回目の甲子園で,悲願を達成しなければならないのだから…
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第95回 全国高等学校野球選手権記念岩手大会メンバー表
(敬称略)
部 長 |
流石 裕之 |
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背番号 |
氏 名 |
学 年 |
出身中学校 |
監 督 |
佐々木 洋 |
11 |
小林 勇大 |
3 |
大潟(秋田) |
コーチ |
松田 優作 |
12 |
武田 大生 |
3 |
末 崎 |
背番号 |
氏 名 |
学 年 |
出身中学校 |
13 |
小熊 雄飛 |
2 |
宮古西 |
1 |
中里 優介 |
3 |
軽 米 |
14 |
八木 光亘 |
2 |
宮古河南 |
2 |
山下 駿人 |
3 |
一 戸 |
15 |
太田 亮佑 |
2 |
見 前 |
3 |
照井 希望 |
3 |
宮 守 |
16 |
茂木 和大 |
2 |
水沢南 |
4 |
三原 龍騎 |
3 |
塚越(神奈川) |
17 |
細川 稔樹 |
2 |
矢 巾 |
5 |
多々野 将太 |
3 |
桜丘(宮城) |
18 |
遠藤 諒 |
2 |
川 崎 |
6 |
◎鹿糠 俊輝 |
3 |
久 慈 |
19 |
菊池 天 |
3 |
滝沢二 |
7 |
阿部 友哉 |
3 |
宮野目 |
20 |
佐々木竜次 |
2 |
しらかし台 (宮城) |
8 |
千葉 翔太 |
3 |
南都田 |
記 |
杉沢 雄大 |
3 |
浄法寺 |
9 |
岸里 亮佑 |
3 |
長 内 |
記 |
金澤 大地 |
3 |
大野一 |
10 |
河野 幹 |
3 |
宮 守 |
記 |
高橋 茂樹 |
3 |
矢 沢 |

本校の試合予定日(天候により,変更になる場合があります。)
試 合 |
試合日 |
開始時間 |
試合会場 |
修正済日 |
2回戦 |
7月15日(月) |
14:00 |
県営球場 |
7月13日(土) |
3回戦 |
7月17日(水) |
12:30 |
八幡平球場 |
7月13日(土) |
4回戦 |
7月20日(土) |
12:30 |
森山球場 |
7月18日(木) |
準々決勝 |
7月21日(日) |
12:30 |
県営球場 |
7月18日(木) |
準決勝 |
7月24日(水) |
12:30 |
県営球場 |
7月21日(日) |
決 勝 |
7月26日(金) |
10:00 |
県営球場 |
7月25日(木) |
これ以後,本校の試合結果を随時掲載いたします。

決 勝 対 盛岡大学付属高等学校 7月26日(金) 雨のち晴れ 岩手県営野球場
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1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
盛岡大付 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
花巻東 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
3 |
0 |
0 |
x |
5 |
花巻東
|
投 手:細川稔樹選手(矢巾中出身) 捕 手:山下駿人選手(一戸中出身)
二塁打:茂木和大選手(水沢南中出身)×2
本校の先発は,準決勝で好ロングリリーフの細川稔樹投手。初回に1死1・3塁の大ピンチとなるが,なんとか最少失点に抑える。
その後,3回まで攻撃面ではチャンスらしいものもなく3人ずつに抑えられ,守りの面ではランナーを出すものの,守備範囲の広いセンター千葉翔太選手(南都田中出身)の好捕や強肩キャッチャー山下駿人選手の盗塁阻止などで相手打線をなんとか抑え,0対1で中盤に突入する。
4回,心配された雨が降り始める。
4回表,先頭の4番バッターに芯を捉えられるがジャンプしたショート茂木和大選手のグラブに打球が収まり1アウト。
続く5番バッターは打った瞬間ヒットと思われたが,予めサード寄りに守っていたショート茂木選手の真正面となり,ショートゴロで2アウト。次の6番バッターは初球を打ち上げ,そのファウルボールをキャッチャー山下選手がバックネットにぶつかりながらも好捕し,この試合初めて3人で抑えた。この辺から徐々に流れが本校へ傾いてくる。
4回裏,3番岸里亮佑選手(長内中出身)が2死からチーム初ヒットを放つ。点は取れなかったが,好投手松本選手を捉え始める。
5回表を細川投手が3者凡退で抑えると,その裏にチャンスを得る。
1死から山下選手がセンター前ヒットで出塁。その後盗塁などで2死2塁とし,8番茂木選手が初球を左中間へ2塁打を放ち同点,続く9番細川選手がしぶとくレフトへテキサスタイムリーヒットを放ち一気に逆転する。
雨は上がって雲間から青空が広がり,逆転を祝うかのように陽が差してきた。
グラウンド整備後,6回表のピンチを凌ぐと,その裏の攻撃。先頭の千葉選手が初球を絶妙なバントヒットで出塁すると,続く岸里選手も初球をレフト前へ鋭い当たりを見せて無死1・2塁と絶好のチャンスを得る。ここで4番太田選手には送りバントの指示。そのバントがエラーを誘い無死満塁となる。続くバッターはチャンスにめっぽう強い5番多々野将太選手(宮城・桜丘中出身)。カウント1−1からの3球目をセンターへ打ち上げ,それが犠牲フライとなり3対1。その後2死満塁となり,迎えるバッターは5回にタイムリーを放っている茂木選手。2球目を思いっきり引っ張り,その打球は3塁線を抜ける2点タイムリーとなって5対1とリードを広げる。
4点のリードをもらった細川投手は尻上がりに調子を上げ,緩急をつけたピッチングで相手に的を絞らせない。
8回に1・3塁のピンチを迎えるが4番バッターを気迫の籠ったストレートで三振に抑える。
9回は先頭を出すが,続くバッターを6−4−3のダブルプレーで試合をほぼ手中にし,最後はライトフライに仕留め,5対1で甲子園出場を決めた。
前日(25日)は雨が降り続き,2時間待った末の順延。今大会は雨のため延びにのび,気持ちの面で切れないか心配された決勝戦だったが,選手たちの「甲子園に行くんだ」という気持ちはとても強かった。
相手の盛岡大付は県内の公式戦31連勝中と圧倒的な力を誇っていたが,その相手を本校が上っていたのが守備力だろう。センター千葉選手の守備範囲は広く,強肩岸里選手などで構成される外野陣は鉄壁であり,ショート茂木選手を中心とした内野陣も堅実であった。今大会の失策数は,盛岡大付の12個に対して,本校はわずか2個。ポジショニングも良く,決勝戦だけでも何本かのヒットと思われる打球をアウトにしたことか,その数はひとつやふたつではない。おそらく相手の研究にたくさんの時間を費やしたのだろう。その研究したことを決勝戦という大舞台で落ち着いて実践できたことが最大の勝因であろう。
今大会は完投能力のある4人のピッチャーが活躍したが,それを支えた山下捕手の好リードが光った。少しでも変化を感じるとすぐにマウンドへ駆け寄って投手を鼓舞し,大きいジェスチャーで盛り立てた。緒戦で4番だった打順を次戦から下位にしたことで守りに集中できたのではないだろうか。特に盛岡大付の強力打線をスミ1に抑えたリードは配球も含め素晴らしかった。
応援も準決勝以上に声が出て,勝って欲しいという思いが選手に伝わるものであった。逆転した5回からは陽が差して暑い中での応援であったがよく頑張った。
8月8日(木)からの甲子園大会はおそらくもっと暑いであろう。雨にも暑さにも負けず,選手も応援団も一丸となって「はつらつ花巻東旋風」を巻き起こそう!
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準決勝戦に続いて先発する細川選手 |
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盗塁を,山下選手が差す |
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チーム初ヒットを放つ岸里選手 |
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2塁打を放ち同点とする茂木選手 |
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細川選手が逆転テキサスタイムリー |
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千葉選手の絶妙なバントヒット |
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レフト前を放ち満塁とする岸里選手 |
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4番太田選手が送りバント |
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多々野選手が外野へ運ぶ |
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2本目の2点タイムリーの茂木選手 |
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尻上がりに調子を上げ,気合が入る細川選手 |
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優勝を決め,マウンドへ駆け寄るナイン |
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今大会6回目の校歌を聞くナイン |
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2年ぶりに優勝旗を握る |
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金メタルを胸にグランドを一周 |
準決勝 対 盛岡第四高等学校 7月24日(水) 曇り 岩手県営野球場
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1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
盛岡四 |
2 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
3 |
花巻東 |
1 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
0 |
2 |
x |
4 |
花巻東
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投 手:中里優介選手(軽米中出身)・細川稔樹選手(矢巾中出身) 捕 手:山下駿人選手(一戸中出身)
二塁打:八木光亘選手(宮古・河南中出身)・太田亮佑選手(見前中出身)
本校の先発は,3回戦の久慈戦で好投したエース中里優介選手。初回,立ち上がりを攻められ2点を先制される。
1回裏,八木光亘選手と太田亮佑選手の2本の2塁打で1点を返す。
しかし2・3回と,好投手長鈴選手に3者凡退に抑えられ,ペースをつかめない。
先発の中里投手はなかなか調子が上がらず,4回にも1点を失い,なお2死1・2塁とされ,細川稔樹投手にスイッチする。続く2番バッターにセンターへ運ばれるが,センター千葉翔太選手(南都田中出身)の好守により失点を防ぐ。
4回裏,1死満塁から小熊雄飛選手(宮古西中出身)の内野ゴロで1点返し,2対3とする。
5・6・7回とほとんどチャンスはなく,1点が重くのしかかる。
8回表,好投していた細川投手であったが,2死から3連打を浴び,2死満塁の大ピンチとなる。なんとか抑えてくれと願っていた瞬間ビッグプレーが生まれる。牽制アウトーー!一気に流れが変わる。
好打順で迎える8回裏,タイミングの合っていた先頭の八木選手がライト前ヒットで出塁。2番千葉翔太選手はショートゴロだったが,そのショートがセカンドへ悪送球,無死2・3塁の願ってもないチャンスを得る。1死後,4番太田選手がなにがなんでもという気迫でライトへ執念のテキサスヒットを放ち,一気に4対3と逆転に成功する。
9回表,細川投手は,2死から1本ヒットを許すが次打者を三振に仕留め,接戦を制した。
3年連続の対戦となった盛岡四高戦。過去2回とも大接戦を演じ,勝利してきた。この大事な試合で活躍を見せたのが2年生だった。1番八木選手が出塁して4番太田選手が返す。八木選手は2安打,太田選手は2安打3打点の活躍だ。
打線のリズムは守りからというように,4回途中から今大会初登板の細川投手の好リリーフが流れを呼んだ。8回のビッグプレーは,試合で1回あるかないかのことを何回も繰り返し練習してきた成果ではなかろうか。
今大会初の全校応援の体制をとった準決勝。盛岡四高の応援も素晴らしかったが本校の応援も負けていなかった。さあいよいよ決勝戦である。みんなの力で昨年を超えようではないか。
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八木選手をホームに帰す2塁打を放った太田選手 |
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山下選手の捕球術) |
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リリーフした細川選手 |
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8回に太田選手が執念のヒットを放つ |
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八木選手が同点のホームイン |
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続いて逆転ホームする千葉選手 |
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チャンスに応援団も燃える |
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太田選手が2塁へ盗塁 |
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山下選手のヒットでホームを衝くもタッチアウト |
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最終回3遊間を抜かれる |
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激戦を制す |
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勝利の校歌を高らかに |
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校旗が掲揚され,校歌を歌う選手たち |
準々決勝 対 花巻南高等学校 7月21日(日) 晴れ 岩手県営運動公園
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1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
花巻東 |
3 |
0 |
0 |
0 |
2 |
3 |
0 |
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8 |
久慈工 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
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1 |
(7回コールド) 花巻東
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投 手:佐々木竜次選手(宮城・しらかし台中出身) 捕 手:山下駿人選手(一戸中出身)
二塁打:茂木和大選手(水沢南中出身)・山下駿人選手
本校は初回,1死後2番千葉翔太選手(南都田中出身)が粘って10球目に四球を選ぶと,続く岸里亮佑選手(長内中出身)はストレートの四球で1・2塁,投手の牽制球をセカンドがはじきセンターへ転々とする間に2・3塁とし,4番太田亮佑選手(見前中出身)のセカンドゴロ間に千葉選手が生還して先制。続いて5番多々野将太選手(宮城・桜丘中出身)・6番山下駿人選手の連続タイムリーで3対0と鮮やかな速攻を見せる。
本校の先発は2年生右腕佐々木竜次投手。初回に1点を失うが,スリークォーターから放たれる快速球がコーナーを突き,3・4回は3者凡退に抑えて流れを呼び込む。
5回,先頭の千葉翔太選手がフルカウントからデッドボールを得て,出塁するとチャンスが広がり,山下駿人選手のセンター方向へのあわやホームランとなる2塁打などで5対1と点差を広げる。
6回には,本校が誇るクリーンアップ,岸里亮佑選手・太田亮佑選手・多々野将太選手の連続タイムリーで3点を加点して8対1。
7回裏に2死満塁のピンチとなるが,最後は佐々木竜次投手の切れのある変化球が決まりゲームセット。3年連続の準決勝進出を果たした。
久慈工は3回戦で専大北上に逆転勝ちし,4回戦の盛岡一高戦でも8・9回に5点を挙げるなど終盤に力を発揮して勝ち上がってきた。その相手に中盤で大きく差を広げることに成功し,思うような攻撃をさせなかったことが勝因のひとつである。
そして調子の波に乗っている久慈工業を乱したのが千葉翔太選手の四死球だ。初回に先頭バッターを三振で取られ,嫌な雰囲気が漂っていたが,続く千葉選手が10球も粘った末に四球を選び得点につなげた。3回にも得点にならなかったが先頭でフルカウントから四球で出塁。それが5回にもつながり,今度はフルカウントからデッドボールで出塁。相手のスタンドからはヤジも飛び出したが千葉選手には褒め言葉に聞こえる。千葉選手は出塁した4回中3回ホームへ生還した。
勝ち上がるごとにチームの調子が上がってきた本校打線。2年生右腕佐々木竜次投手が完投したことで投手陣にも余裕が出てきた。次は全校応援の準決勝。みんなの力で勝ち上がろう。
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試合前のシートノック |
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シートノックで気合が入る選手たち |
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いざ,出陣 |
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千葉選手が粘る |
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先制打を放つ太田選手 |
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3年生が今大会初の学年応援 |
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追加点を挙げ喜ぶ選手たち |
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山下選手のタイムリー |
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山下選手のタイムリーで生還する多々野選手 |
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佐々木選手の投球ホーム |
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右中間へ2ベースの茂木選手 |
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センターオーバーの2ベースの山下選手 |
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ライト前ヒットの八木選手 |
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岸里選手もライト前 |
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6回3連続目のヒットを放つ多々野選手 |
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スコアボードと勝利の校旗 |
4回戦 対 花巻南高等学校 7月20日(土) 晴れ 金ヶ崎町森山総合公園野球場
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1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
花巻東 |
0 |
0 |
2 |
4 |
1 |
0 |
0 |
2 |
|
9 |
花巻南 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
1 |
0 |
0 |
|
1 |
(8回コールド) 花巻東
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投 手:河野幹選手(宮守中出身) 捕 手:山下駿人選手(一戸中出身)
三塁打:八木光亘選手(宮古・河南中出身)
二塁打:茂木和大選手(水沢南中出身)・武田大生選手(末崎中出身)・山下駿人選手
本校の先発は,緒戦で好投した河野幹投手。持ち前の制球力が冴えわたり,5回まで3人ずつ15人で相手打線を抑える。
打線は1・2回と好機を点数に結びつけられなかったが,3回に山下駿人選手のライト前タイムリーで先制すると,なおそこから重盗をしかけ,機動力で2対0。
4回には1死から連続四死球でチャンスを得ると,3番岸里亮佑選手(長内中出身)・4番太田亮佑選手(見前中出身)の連続タイムリーと武田大生選手のタイムリー2塁打などで一挙4点を加点。
5回には千葉翔太選手(南都田中出身)のタイムリーで7−0と序盤で試合を決定づけた。
6回に1点を失うが,8回に河野幹選手と八木光亘選手の連続タイムリーで2点を追加して9対1。
8回裏を河野幹投手が3人で締めてゲームセット。準々決勝進出を果たした。
本校にとっては1998年(平成10年)以来15年ぶりの同地区対決となった花巻南戦。
河野幹投手のリズム良い投球が勝因の筆頭だ。ストレート・変化球ともにコーナーに投げ分けられ,相手打線に的を絞らせず打たせて取る投球術が光った。
打線も好調で,長打を狙わずにセンター中心のバッティングの確実性が,試合を重ねるごとに増してきた。
8回に2死からチャンスを作り,きちんと勝負を決めたことは次につながるだろう。チームが徐々に調子を上げてきているようだ。
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河野父母の会会長が試合前にスタンドへあいさつ |
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トヨタ東日本の工場をバックに応援団 |
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先制のタイムリーヒットを放つ山下選手 |
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岸里選手のタイムリー |
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太田選手のタイムリーで千葉選手が生還 |
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武田大生選手のタイムリー2塁打 |
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5回終了後のミーティング |
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セカンドにランナーをおいて河野選手の打席 |
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八木選手のライト前ヒット |
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河野選手の力投 |
3回戦 対 久慈高等学校 7月17日(水) 曇り 八幡平市総合運動公園野球場
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1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
久 慈 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
0 |
2 |
花巻東 |
0 |
0 |
3 |
1 |
1 |
1 |
0 |
0 |
0 |
6 |
花巻東
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投 手:中里優介選手(軽米中出身) 捕 手:山下駿人選手(一戸中出身)
二塁打:千葉翔太選手(南都田中出身)・照井希望選手(宮守中出身)
本校の先発は,エース中里優介投手。1・2回を3者で抑える上々の出だしを見せ,流れを作る。
2回の攻撃,2死からチャンスを作り,千葉翔太選手の右中間への2塁打などで3点を先制する。
続く,3回には照井希望選手のタイムリー2塁打,4回には千葉選手がバントヒットで出塁,3番岸里選手のライ前,そして4番山下駿人選手のタイムリーで1点,5回にも茂木和大選手(水沢 南中出身)のセンター犠牲フライで加点,6対0と試合を優位に進める。
6回・7回にも追加点のチャンスはあったもののものにできず,9回には勝ちを急ぎ,ワイルドピッチ2つで2点を献上,詰めの甘さが散見された。それでも前半から中盤にかけての貯金で6対2のスコアーで4回戦進出を決めた。
夏の大会では4年前に緒戦で対戦して以来となる久慈高校戦。平成22年には第1シードとして大会に臨むなど,毎年存在感を示している強豪校である。その久慈高校相手に,エース中里優介投手が6回までノーヒットに抑える圧巻のピッチングは立派である。9回に2失点したが,終始ストライク先行の内容で15奪三振の完投。今後も十分期待できる。
終盤に勝利を決められなかったことや,9回の失点などの課題をきちんと整理して,もちろん4回戦も突破だ!
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先発は中里選手 |
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4回には千葉選手がタイムリーを |
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照井選手のタイムリー2塁打 |
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サインを出す佐々木監督 |
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ライト前ヒットを放つ岸里選手 |
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4番山下選手もタイムリー |
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千葉選手が生還 |
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茂木選手の犠牲フライ |
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6点目を喜び合う応援席 |
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エール交換をする佐々木応援団委員長 |
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多々野選手の盗塁 |
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茂木選手のフィールディング |
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マウンドで鹿糠キャプテンが指示を送る |
2回戦 対 金ヶ崎高等学校 7月15日(月祝) 曇り 岩手県営野球場
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1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
計 |
花巻東 |
1 |
2 |
0 |
1 |
1 |
4 |
9 |
|
|
18 |
金ヶ崎 |
1 |
0 |
0 |
0 |
0 |
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(7回コールド) 花巻東
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投 手:河野幹選手(宮守中出身) 捕 手:山下駿人選手(一戸中出身)・遠藤諒(川崎中出身)
三塁打:岸里亮佑選手(長内中出身)・多々野将太選手(宮城・桜丘中出身)
二塁打:八木光亘選手(宮古・河南中出身)・岸里亮佑選手・ 多々野将太選手・ 千葉翔太選手(南都田中出身)・武田大生選手(末崎中出身)・阿部友哉選手(宮野目中出身)
初回,トップバッター八木光亘選手が粘って8球目に死球で出塁。盗塁,四球などで1死満塁とし,5番多々野将太選手がライトへ大飛球を放ち,タッチアップで先制。ノーヒットで先取点を得た。
同点とされた,2回,先頭の茂木和大選手(水沢南中出身)がチーム初ヒットとなるセンター前で出塁すると,送りバント,四球で1死1・2塁とし,八木光亘選手がレフト線へタイムリー2塁打を放ち,3対1。
4回には千葉翔太選手のタイムリー,5回には山下駿人選手の犠牲ライトフライで5対1。
6回には照井希望選手(宮守中出身)のタイムリーなどで4点を加点,試合を決定づけた。
緒戦の先発は,河野幹投手。長身左腕から繰り出す角度のあるボールが内・外に決まり,山下駿人捕手の好リードも手伝って,無四球で最少失点に抑える。
7回には7安打の猛攻で一挙9点を奪い,18対1で緒戦を突破した。
夏の大会では3年ぶりとなる金ヶ崎高校との対戦。春の大会ではレベルの高い胆江地区を勝ち上がってきたチームとあって,決して侮れない相手であったが,初回にノーヒットで先取点を挙げることができたことで相手を攪乱させ,同点とされても落ち着いて流れを渡さず戦うことができた。
10四球を得て,16安打で大量18得点を挙げた。緊張どころか,選手たちは終始笑顔で生き生きとプレーしているのが印象的であり,3回戦以降も大いに期待できる。
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茂木選手を塁において八木選手が2ベース |
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4回には千葉選手がタイムリーを |
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父母の会も大喜び |
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円陣が組まれる |
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照井選手もタイムリー |
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大当たりの多々野選手 |
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投げては河野選手の力投 |
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吹奏楽部も力が籠る |
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応援席もグラウンドの仲間と心を一つにする |
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太田選手のタイムリー |
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守りに起用される遠藤捕手 |

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